新兵器の電子ペン投入で、筆がかるくなると思いきや、そうでもないものですね。
描くネタは頭を巡るんですが、なかなか実行に移すのは難しい…。
だってほら、坊ちゃんがあっちいったりこっちいったり、反り返ったり…と、まあ言い訳はこれ位として。
久々にアートチックな活動です。
一昨年からお世話になってます、エフ商会さん関係の雑誌にまた載せてもらうことになりました。
これの左のほうね。「EFU STYLE BOOK」というエフさんのまるごと本にわずか載ります。
9月30日発売!
「マイコちゃ~ん、本、載らな~い?」「載ります載ります」
そんなノリで、本て載れるんですね。
見てないんでわかりませんが、おそらくエフ商会レーベルのコラボデザインの一人としてこんなカットが乗るはず。
エフ商会さんのレーベルで魚屋蘭舞(ペンネーム)コラボTシャツとして、今までに3作デザインさせてもらっています。
昨年発売の達磨は早々に完売、猫も追って完売だとか。
今年発売の福助はやや在庫があるものの、自分ながらに随分売れるんだな・・・という印象です。
撮影はエフさんのいろいろを撮るということで、ワタシ単体ほかエフさんのデザイナーさん達と「打ち合わせ風景」というのを撮りました。
エフさんではデザイナーの打ち合わせはしないらしく、ここだけのハナシ、完全ヤラセ。
「じゃあ打ち合わせっぽく」「椅子囲んで」「椅子ないです」「じゃあいっか・・・」
社長の意向で「アーバンな感じ」というのがあったようで、薄暗いへやでデザイナー陣がテーブルを立って囲む、
実際にはあんまりなさそうな画に混ぜていただきました。
前にも書きましたが、エフ商会さんはかつての地口屋時代の憧れの的。
つくづくこうして今関わらせていただいていることに、感激を覚えます。
しかし、社長はなかなかユーモアあふれる自由人。
なかなか話が進みません・・・。
今回も来春新作Tシャツをだしてもらえるとのことで、デザイン案(といっても過去の絵画下絵)を持って行きましたが、
結局どうなったのかヨクワカラナイ、今現在。
過去に描いた猫が猫になってる絵をフューチャーすることになったような気がしますが、
なんかほかのもやるかもしれない、今現在・・・・。
この仕事はなかなか掴めません。
自分がどう出て良いのか、自分がなんの立ち位置なのか・・・。
締切はいつなのか・・・どこまでデザインするのか・・・。
もはや仕事なのか、趣味なのか・・・。
それでも原画をパス化したりすると、ぬるりとした仕上がりがなんか気に入らない。
ワタクシ唯一のこだわりはペンの線と猫の顔だから・・・
誰もそんなとこ見てないのわかってるし、自分もTシャツ化すると実際気づかないんですが、
このささやかなこだわりが、ワタシの少しだけ残ってるアート魂なんでしょうか。アナロガーのこだわりでしょうか。
気を抜くとアートから遠ざかるワタシに、再びチャンスを与えてくださるエフ商会さんに感謝です。
なんとかチャンスを生かしたいんですけどね、どう活かしていのやら。ノーアイデア。
ところでワタシの職業を画家だかアーティストだかと思っている方が結構多いんですが、違います。
職業は革工場の部長です。