展覧会もすっかり終わってしまいましたが・・・
行っていただいた方、ありがとうございました。
せっかくなので描いた作品の続きを。
桐野夏生作『OUT』
深夜の弁当工場で働くパートの主婦・弥生が、夫によるDVに耐えかねて殺害したことをきっかけに、平凡な主婦たち4人が自由を求めて日常を離脱・脱社会化し、「OUT（アウト）」してゆく物語・・・
この「弁当工場」の描写が超リアルで、心に深く突き刺さる作品。
「平凡に見えるみんなの中で、アウトなのはさあだれでしょう？」という絵なんですが、
やはり2009年の『Books』展でも同じものを描きました。
こちら2009版。
心なしか、猫の目が寄り気味・・・。
しかしながら6年間の成長は、そのくらい。
ところでこの正面から整列する猫の構図、ワタシの十八番。
一番最初に描いたのが、恐らく2000年頃。↑大学の課題でデビュー。
そしてLINEスタンプにまで。
大好きな作品を大好きな構図で描いた、6年目のOUTでした。
小品展話題第Ⅱ弾！『さあ、穴はどこか』
最近読みふけっているアメリカの作家ジェフリー・ディーヴァーから。
犯行現場に落ちている微細証拠分析や人間の所作から心理を見破る「 キネシクス」分析、筆跡鑑定・・・
「なんとそんなとこに！！」というような事件の穴を見破る科学捜査に感銘を受け、描いちゃいました。
とはいえワタシが描けるのは猫たちだけ。
猫ども、必死に事件の穴を捜していますが・・・見つかるでしょうか。
飽きちゃっているのもいるし・・・
↓このひととかやる気なさそう。
そして今回は『西へ』の失敗を踏まえて、挑戦はやめました。
塗りなれたピンクは安心・・・
いつ、何を描いても背景でつまづくワタシ。
猫まではうまく描けるんですがねー。
昔画廊の人にも言われました。
「君は猫だけ描いてたらいいよ」って。
そのひとことでどんだけ救われたか。
でもほんとは素敵な背景、描いてみたいよね～。
こちらも展示中です。
彩鳳堂画廊『books+』
2015年11月6日（金）～ 21日（土） 10：00 -19：00 日曜休廊
http://homepage2.nifty.com/saihodo/exhibition/2015/books_15.html
ハロウィンも過ぎ去って、すっかり冬めいてきましたが。
さてブログを振り返りますと、社長になって、ハロウィンの思い出語って・・・おしまい。な生活でしたが、
その空白の時間の中で実はいろいろやっておりました。
その中のひとつがこれ。久々の小品展【books+】です。
お馴染み、京橋の彩鳳堂画廊さんからお声をかけていただきまして、
わずかな時間の中でなんとか描きあげました～。(それ、8/末のハナシ）
タイトルは『西へ』。
books＝本テーマということで、発想力のないワタシは「最近読んだ心に残った本」という、小学生のような自己テーマで進めることにしました・・・。
こちらの『西へ』はジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』をオマージュ。
世界恐慌の1930年代、大規模資本主義農業の進展や、オクラホマ州はじめアメリカ中西部で深刻化したダストボウル（土地の荒廃による砂嵐）により、所有地が耕作不可能となって流民となる農民が続出し、社会問題となっていた。本作は当時の社会状況を背景に、故郷オクラホマを追われた一族の逆境と、不屈の人間像を描く。（Wikipediaより）
という本なのですが、私の中で強く印象に残ったのは、
土地を追われた農民が、「西にいったらいいらしいよ」というような噂に釣られて全家族総出で果のない移動をする・・・という情景。
しかも「だめらしい」とか「もっと西がいいらしい」とか、一言の噂で、たくさんの家族が移動をする情景。
まだ見ぬ素晴らしい「普通の暮らし」を目指し、信念を持って歩き続ける家族たち。
そしてその中にはもはやどこへ向かっているのかよくわからないものもいたはず。
私の描いた軍団にもよく見ると状況理解してないものがチラホラ・・・
いけどもいけども「普通の暮らし」にたどり着けない無常さをこのへんで表現。
もうペンとかで潰れちゃって、奥の人たち描けてない。
更にこの作品にはワタシのもうひとつの挑戦が。
初めて憧れの『岩絵具』（但、挫折してチューブ）を使ってみましたが、全然うまく塗れない！
カリフォルニアの「透き通るようなブルー」を目指しましたが、何度も塗り重ねまくってちっとも透き通らず。
しかも上の写真からもわかるように、猫にまでかぶる始末・・・
しまいにはどうしょうもないところ切ってしまいました。
新たな画材に敢え無く撃沈しましたが・・・
とりあえず描きあげ、ただいま展示中です。
お時間のある方は是非お越し下さい！
彩鳳堂画廊『books+』
2015年11月6日（金）～ 21日（土） 10：00 -19：00 日曜休廊
http://homepage2.nifty.com/saihodo/exhibition/2015/books_15.html
ハッピーハロウィン！
なーんて、きがついたらもう１０月終わりますね。
なんやかんや、8月９月10月と大忙しで・・・自分が何をしてたのやら。
ところで今日はハロウィン！
昨今ハロウィン市場は大盛り上り。クリスマスを超える？！とまで言われているようす。
街では若者たちがここぞとばかりに仮装をしてはしゃいでいますが・・・
実はワタシ、20年くらい前から仮装に熱を上げていました。
これは中学生の時のクリスマスパーティー（当時はハロウィンとかなかった）の「クマ」の仮装。←くじ引きで決めた
飛行機で配られる靴下を丸めて耳と手を作成。
手には爪まで縫い込むゲイの細かさ。
顔にもしっかりクマと鼻、ヒゲを書き込んでいます。
この時「トナカイ」をやっていた友達は同じく鼻を赤に塗る際、
鼻パックに絵の具を塗り「すぐ剥がれる」というアイデアをやりましたが、
鼻の角栓を取る強力パックは鼻に染み込み、悲惨なことに・・・
たかが5人のホームパーティーでこの気合の入れよう。
カラオケの新年パーティーでは習ったばかりのシンディローパーに変身。
いまでこそ「ハロウィンね、、、」なんて態度ですが、
今私が若者だったらどんなにかはしゃいで仮装に励んだことか。
ハロウィングッズだってほんとは大好きだった。
１０年前には、日本にはあまりなかったハロウィングッズをグアム旅行でごっそり買いあさり、
プラグと電圧の違う電飾とか未だに影を潜めています。
（どこに置いていいかわからないので会社の机の下に隠してある）
そうそう、かの大震災では、唯一会社の部屋での被害はかぼちゃが落ちてきたことでした。
過去に熱を上げすぎたせいか、周りが盛り上がりすぎているせいか、
現代ハロウィンに乗り切れていない今のワタシ。
しかし今日はハロウィン！実は初の『ママ友、ハロウィンパーティー』に招かれました。
ママ友も、現代ハロウィンもお初のワタシ。
いざ、どきどきながら、いってきます！
八月もお盆を迎えようとしている今日この頃。
ご報告遅れましたが、8月より微力ながら社長になりました。
は？アンタ会社員だったの？と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、会社員でした。
そしてこの度社長に昇格・・・
去る7月31日、社員はじめ従業員と、お世話になっている業者さんたちをお招きして内輪のパーティーを催させていただきました。
我が家の坊ちゃんもしっかり正装して出席。
皆さん暑い中たくさんの方に集まっていただきました。
今回社長・会長就任ということで、入場はおまぬけにも結婚式で登場するゴンドラから！
人の多さにビビった坊ちゃんの泣き声が遠くに聞こえます・・・
そしてBGMは「仁義なき戦い」と、ふざけた選曲で練り歩くスタートです！
が、いつまでもふざけてられない。
会長の素晴らしいスピーチのあとは所信表明を示す、新社長の出番！
皆さんに思いの丈を伝えようと大量の原稿を用意し、
長～いお話に皆が喉が渇くんじゃないかとハラハラでした・・・
そして長～いスピーチが終われば無礼講！
業者さんからのサプライズでほとんどの人間が人生初のシャンパンタワーで乾杯！
これでもかとシャンパンを注ぎまくり、手はべたべた。
シャンパンタワーって意外に手がべたべたになるんですね。
そしてもうかれこれ2年くらい流している革工房VTRを出演者（パートさんたち）に初公開。
どよどよと盛り上がっていただき、ワタシの小津安二郎風ナレーションも日の目を見ました。
そして今回はパートさんの慰安も含めたパーティーだったため、節目の年として社員＆パート功労賞を表彰！
今年39年目の我社は、長い人ではパートさんで勤続なんと30年！
ほんとに長くたくさんの人に支えられてきた会社です。
そして恒例の抽選会。絵で売ってきた会社だけあって、豪華版画の景品です。
さあいよいよクライマックス。
39年、苦楽を共にしてきた常務から社長へ謝辞が・・・
と思いきや、再びゴンドラ登場。
常務の謝辞はフリです。これから会長として頑張っていただくので、謝辞はまだまだ先。
長年お世話になった会長へ、社員一同から記念品と、従業員一同から花束の贈呈です！
花束は39本のレインボーのカーネーション！
この世にも珍しいカーネーション、花言葉は『感謝』だとか。
これまでのいっぱいの感謝と、これからの虹色の人生に、ぴったりの花束です。
そして最後にワタシも、従業員一同よりこんなデッカイ花束をいただきました。
ツメツメ、盛りだくさんのパーティーでしたが、心に残る、素敵なパーティーでした。
進行の皆様、来客の皆様、ほんとうにありがとうございました。
みなさんの期待に応えられるよう、自分らしく、しっかり社長を頑張っていきます！！
ずいぶんご無沙汰です。
最近めっきり忙しかったのですが、そうこうしている間に、
坊ちゃん2歳になりました。
ワタシは太一の似顔絵をプレゼント。
夫は母2歳に小さな花束をくれました！
あのドタバタ出産から早2年。
ほんとに時の経つのは早いものです。
最近の坊ちゃんはよくしゃべり、こちらの言うこともほぼ全というくらい理解しているようす。
先日、菓子とか不当に欲しがった時にめんどくさくて「じゃああげるから踊って」と言ったら・・・
なんと踊りました。
それから何度やっても踊ってくれます。
もらうために急いで踊るのがかわいいね。しかも泣いてても踊る一瞬は一応笑顔なの。
小高いスツールにわざと立って「危ない！危ない！」と言ってもらうのを待つ遊びも定番。
明らかにこちらの反応を伺ってニヤリと「さあ危ないですよ、いいんですか？」を演出しています。
あとは狂ったように「コレは？コレは？」の連発。
全然回答とか聞いてないの。
誕生日には保育園の誕生会に母も出席して、お祝いしてもらいました。
1歳の時には何が何だか風だった彼が、今年はとっても嬉しそう。
そして昼食も一緒に食べたんだけど、隣に座っていた同い年の女の子が、
ワタシに出されたレースのおしぼり置きをじっと見つめて、
「きれいねえ」と目を細めてひとこと。
まあ～、なんて女の子。そのあともワタシのネックレスや爪を見て「きれいねえ」。「きれいねえ」。
さすがね。女子ね。太一なんて「きれいね」なんて言ってるの聞いたことない。
前述のバカっぷりと比較すると、『女の子は大人だ』とか言われるの、わかるね。
バカも最高に可愛いんだけどね。
お誕生日にはたくさんのプレゼントと、おばあちゃんには絵本をもらいました。
太一が生まれる前に、太一にくれるために描いたんだって。
だいぶ前に絵本のラフ画を見せてもらった時に、
「このおはなし、太一にあげるね」と言われて、じーんときました。
なかなかないね、素敵なプレゼント。
みんなにいっぱい愛されて、さらに幸せに育ってほしいものです。
オメデトウ！たいち！
それは母の日がすぎた月曜日のこと。
いつものようになかなか寝ない坊ちゃんを小一時間かけて、やっとウトウトまでもってきた頃・・・
タイミング悪く、夫が帰宅。
ガサガサいう生活音で坊ちゃんが起き出す。
居間へいってしまった坊ちゃんについてかなりイラ～としながら居間のドアを開けると・・・
なんと、カーネーションをもらいました。
ささやかなメッセージカードまで。
大人が左手で書いたと思しき坊ちゃんからのカードと、夫からの感謝のカード。
（というかノートを切ったメモ♡）
夫が豪華なつけ麺を作ってくれている最中には「ビールでも飲んでて」と優しい一言。
そしてビールをのましてくれる優しい坊ちゃん。
ほんとは眠い坊ちゃんは、つけ麺食べてる最中騒ぎ出したり、相変わらず大変だったけど。
思えば母2年。
なにかと大変な思い出もあるものの、ほんとに母になってよかったよ。
母の日ってなにげ大事ね～。
毎回ですが、気がつくともう4月が終わろうとしている・・・
見ていただいていますか？
気がつけばアニメ『猫のダヤン』、ちょうど明日で1年です！（しかも奇跡の同じ土曜日！）
私はといえば・・・1年間分録画が溜まっています。(´Д` )
なにせ1回5分（実質3分）の短丁場。なかなか見るタイミングが･・･
しかし坊ちゃんと見る毎晩のNHK教育録画にもそろそろ飽き飽き。
そろそろダヤンデビューさせるか！と、リモコン片手に連続視聴したところいい反応が。
興味がないとワーワー言って変えさせる彼が、真剣に見ているではありませんか！
しかも3分毎に入る、「ほ～ら～い～つ～も～き～みをみ～て～いる～」の倉木麻衣さんの歌にもノっている！
すっかりあの猫が『ダヤン』だと認識したようで、
「あれ誰？」というと、
「ラヤン！」と、正解！
しかも夫の実家に貼ってあるカレンダーを見つけて、教えてくれる始末。
すっかりラヤンに馴染んでくれて、一安心。
更に『雨の木曜パーティー』というお話の回では、仲間たちが合奏して踊るんですが、
踊りだす始末。
ところで踊るといえば最近坊ちゃんは、ワタシの携帯の動画がお気に入り。
生意気に自分で再生ボタンを押して自分の記録を楽しんでいます。
（手がおぼつかないのですぐ止まっちゃいますが・・・）
←電車を見に行った時の動画
その中の、親戚で花見をしたときの馬鹿騒ぎの動画もお気に入り。
60年代オールディーズの「ルイジアナママ」をipadで流しながら踊りはしゃぐ馬鹿みたいな動画ですが、
踊りながら「ママ・・・」とつぶやいています。
https://www.youtube.com/watch?v=8taLuc7zXL0
気がつけば坊ちゃんも保育園デビューしてもう1年。
ほとんど転がっていた状態がもう踊れるようになるとは。
たかが1年、子供の成長はほんとに激変！
30を超えた自分の時間は、そんなに変わらず矢のように過ぎていきます・・・。
じゃ～ん！
なんと我が家に新しいおともだちがやってきました！
アライグマのアララちゃん！
かねてからずっと飼いたいと思っていたアライグマ、この春とうとう手に入れました！！！！
アララはうちに届くなり超オドオド・・・まあ、あたりまえだけど。
早く洗うところをみたい・・・。
試しに芋を投げてみると・・・
一応洗う素振りを見せました。
これは今後に期待！
かなり長いことオドオドしてたのですが、ふと気がつくと・・・あら？いない・・・？！
なんということでしょう？！
クロのご飯を食べているではありませんか！
そして様子を伺っていたクロとも鼻を付き合わせ、
漫画のように二匹で毛を逆立てていました。
なんてうそうそ！本日はエイプリルフール。四月馬鹿。
昔ほんとにアライグマを飼いたいとねだり、
とうとう手に入ることになったのですが人気だったのか3ヶ月くらい入荷待ちに。
待つのが嫌で急に「じゃあ犬にする」と言って犬を飼ったワタシ。
飼った犬はシェパード。
今見るとアライグマと似てなくもない・・・
と、くだらないジョークでした。
ちなみにエイプリルフールって午前中に嘘つかないとだめみたい。
だからもはやただのくだらない嘘つきでした。
やたら忙しかった3月･･･気がつけばもう終わろうとしています。
3月は年度末。TV番組など次々に最終回を迎えています。
今や毎朝欠かさず（しかも夜も録画で2回）見ている『一番見ているテレビ』になっている、
NHKの子供番組「みいつけた」のスイちゃんがいきなり昨日の朝最終回でした。
「今日でスイちゃんは卒業です」「新しいスイちゃんです」
となんの前触れもなくいきなり引退！
これには慣れ親しんだ母は慌てました。しかも「新しい」って・・・
ほかにも絡むキャラ達がいるのに、全然触れてないのね。
これは異色の最終回。（番組は「新しい」スイちゃんで続くみたいですが。）
実はワタシ、「最終回」見るの大好き。
今まで見てなかった番組でも「最終回」を目撃したい。
リモコンパチパチやってる時でも「終わり」の雰囲気があるとみちゃう！
年度末ということもあり、なんとなくついていた番組が続々終わっていきます。
もしくは出演者が卒業していきます。
たいていこんなで、「さて、○○さんから大事なお知らせです」という前フリのあと、このように感謝の気持ちをノベル。
唐突に始まって唐突に終わっていくような地味な番組とかはこうして過去の内容を振り返り、
最後に「またどこかでお会いしましょう！」。
そういえばパチパチやってたら大好きな相棒の現行作画最終回だったみたいで、
全然ストーリーわからないけど最後の5分くらい見ちゃいました。
多分なんかいろいろあって、右京さんが警察を無期限停職？かなんかになって、
空港で飛行機に乗っていってしまいました。
なんと！と思ったけど、とにかく最後目撃できてヨカッタ・・・
ちなみに昨日はワタシもお世話になった方の定年退職お祝い会をしてきました。
といってもその人、他社の取引先の人。
その方ひとり囲んで、我が社の有志でカラオケでお祝いしました。
ワタシ、花を買う係だったんだけど、見たこともない虹色のバラをみつけて「面白い感じで」アレンジしてもらいました。
40年働いて定年退職、これから面白い虹色の人生になるといいです。
普段カラオケなんかしない人だったみたいでかなり戸惑っていましたが、
珍妙な花束を手に、最後にはかなり喜んでくださいました。
なんだかさみしげな3月終わりですが、4月になればまた新たな風が吹くムード！
さあ、来週月曜からの「新しいスイちゃん」が楽しみです。
ちなみにこのブログも最終回です。今までありがとうございました。
なんてうそうそ、少し早いエイプリルフール先取りで。
頻度は少ないですが、来年度も頑張ります。
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