さらば、くろ
Posted on 7月 29th, 2018, by gyorin
金曜の朝のこと。
黒がいない!
残されていたのは黒が出れるサイズの窓の隙間。
朝からそこら中を探したけれど、どこにも見当たらず。
この暑い中、どこへ消えた?
黒はまさかの19歳。来年には成人式?を迎えます。
黒はこの19年、外へ出ても一瞬でかえってくるような猫。
一晩帰らないなんて…
薄ら頭に浮かぶ、悲しい想像。
猫は死ぬ時には姿を消すとか。
まさかまさか、これまであんなに、何度も死にそうで、
けろりと生き返ってきた黒。
おうちと家族がだいすきな黒。
そんな、最期に消えるなんて…
会社へ行って、その間に帰ってくると思ってたけど、
先に帰った夫からは、どこにもいない…
哀しみにくれてる私を迎えに来てくれた夫。
「チビと今頃仲良くやってるよね…」
「会えてよかったね…」
もう覚悟を決めて、せめても幸せにいることを願いながら、
それでも最後に「くろー…」と呼んだ、そのとき。
家の中からにゃーん…
とっとっとっ…と、まさかの黒、登場。
夫が留守にした一瞬で、まさかの帰宅。
19歳の高齢猫は、少しふらついて、尻尾にはなんか絡みついて、
冒険の痕跡が。
かえったら、見たことない格好で眠りこけ、
老婆の冒険がどれほどだったか。
それでも翌日にはこうして、太一と一緒に遊んでくれるのです。
最期のときに、絶対、絶対、一緒にいようね。
来年は成人式の、お祝いしようね。涙