さらば、うさぎ屋
学生時代、居酒屋でアルバイトしてたのですが。
学生の居酒屋アルバイトって「恋と友情と飲み会!」って感じだけどうさぎ屋は全然。
吉祥寺駅からほど近いビルの4Fという、目に付きにくい立地。
店内からうすら漏れる青い光とジャズ(←全然知らないがカッコいいと思った)が学生時代のワタシをそそりました。
当時のバイト募集には「ピッチャー優遇」の文字が。
ピッチャーではないが、バイト面接にこぎつけました。
しかし面接当日、何故かバイクで思い切りコケ、壊れたバイクを置いて、多少の遅刻をしつつも、
打ち身の足を引きずり、電車で面接へ向かいました。
「口から血がでてて、なんだかわからないがかわいそうだと思った」
店長からの初印象でした。
当時のそんなうさぎ屋は超空いてて、バイトはワタシのほかにひとり。
日にちが違うので会いません。
店長ひとり。バイトひとり。客ふたり。みたいな。
聞く話によると、そのころが一番空いてたそうですが、まあ空いてた印象です。
客ゼロデーだってあるんだから。
カウンターでたばこ片手にビールで待機。しばらくすると賄い。ビールと漫画を傍らに。
あるときは麻雀、あるときは野球。あるときはゴルフ。
いろいろ遊びました。
楽しい楽しいうさぎ屋。
今年2月をもって20年の歴史に幕を閉じるそうです。
店長はフランス料理のシェフ。その創作料理は非常に美味かったです。特に秋刀魚のライスサラダがお気に入り。
2月の20日くらいまでやってるそうなので、吉祥寺にお立ちよりの際は、
是非一度覗いてみては如何でしょう??
吉祥寺駅南口、井の頭通りを三鷹方面にいったところのポストの前の不動産屋のビル、4Fです。
今はもうちょっと混んでるから、入りやすいでしょう。