先生よ!ゴメン!!
週末、高校時の担任の先生が亡くなられたという悲報が届き、お別れ会のお知らせが行き交いました。
まだ若かったこともあり、困惑気味ながらも「これはいかなきゃ・・・」と・・・
特に先生と親しくしていたというわけではないのですが・・・
この先生は・・・
大嫌いだったんです・・・
このクラスは大変仲が良く、結束が固かったのですが、先生の嫌われが半端じゃなかった。
集合写真を撮ろうものなら「先生撮ってー」「撮ってー」とクラス全員のカメラを渡され、
見兼ねた他の先生が代わりにカメラを向ければせっかく入った先生を飛び出してって写らなくしたり・・・
まあー、学級は全然崩壊してなかったけど、先生的には崩壊気分だったでしょう。
高校の思い出は最高に楽しかったけど、アルバムを開いて人に見せる度、
「この先生大嫌いだった。超嫌われてたよ」
とかコメントつけるぐらい。
だが時は過ぎ、自分も大人になってみれば、なにもあんなに嫌わなくても・・・
謝罪の気分いっぱいでお別れ会に臨みました。
出向いたクラスメートは6人。エ?こんだけ??
前にクラスメートのひとりに不幸があったときには30人くらいいたのに・・・
まあ皆仕事とかで忙しかったようで、しかしながら来た人たちは皆同じ思いに駆られてきたとのこと。
代表きって暴れてたリーダー格までやってきたもの。
またご子息らの弔辞なんか聞くと、家族に愛され、自然が好きで、研究熱心といういい話ばかり・・・
かつて女子にばかり自前のカメラを向け、「キモイ!」とか嫌われてましたがあれもカメラ好きが災いしての行為だったとは・・・
「なんかいいやつだったんだね・・・」
「もっと自分のこと話してくれればなア・・・」
帰りにはちょっとお茶でもとファミレスに立ち寄り、先生を偲びました。
「あいつがいてくれたから結束が深まったのもあるよね」
「ある意味自分を犠牲にしてくれたね」
先生、本当にありがとうございました。
そしてほんと、ゴメンナサイ・・・・!!