TCAF・・・・・猫茶羅地口絵・・・・・・
こちらが!!
話題の!!!
売れた絵!!!!
その名も「猫茶羅地口絵(にゃんだらじぐちえ)」
一番最後に描いた傑作(笑)。
前6枚は事前評価がいまいちの反応で、コイツは最後まで見せなかった秘蔵っこです。
「最後のやつは自信あるんで・・・」とコメントを重ねる画廊の人を追い返し、引き取りにきたときには「おっ、是はいいじゃない」とやっと、やっと唸らせることのできた可愛い可愛い秘蔵っこ。
アノ朝の嬉しさは忘れることはないでしょう。
それではちょっと解説・・・。ちなみにこれも恐怖のF100。
照明のテカリが入ってて、ちょっと写真イマイチだけど。
まず真中に見えますのが懐かしの地口屋「化け猫」バージョンUP(どこがかというと左右対称のところ)版。こちら多数の猫集まって化け猫になる図ですね。
そしてそれを囲みますのが「5匹猫枠」。5匹の猫で構成された花枠です。
これねー、この縞猫が微妙でね、よく見ると結構変なんすわ。顔とか。
更にその外枠にありますのは「対猫枠」。対になった猫で枠ができてます。
この対はカクガク違うんですよ?(見りゃわかるか)。
背景には上下「鯉波」左右「青海波」(だっけ?)。
これねー、ムラになっちゃってねー。めんどいんだ。人に手伝わす用の部分でした。(ほとんど自分がやるはめに)
最後の枠は「梅」ね。あれ。
コイツも厄介だった。なぜなら塗った色がわからなくなったから。究極の混ぜ色だったみたい。
この辺の枠描きはいちいち画面を上下に回転させなきゃならなくて、もう部屋、めちゃくちゃ。
F100が回転するんだから!ペンを撒き散らし写し紙を破りバケツをひっくり返す・・・。
四方にあるマルはなんだって??
そうそう、見て見て。
あれは「東西南北」・・・・「象犀雁獏」
うまいでしょ。江戸風でしょ。
あんときはねえ、犀を下に描きすぎちゃってねえ。苦肉の策で旗たててみた。
あと自慢は字。
字は前前からちょっと自信があって、今回は最期の絵だし、気合いれてみました。
あまりにうまく描けたので携帯で写真を他人に送りつけてみたりしました。
迷惑でしょうね。。いきなり「猫茶羅之図」なんて江戸文字送られたら。何がなんだか。
その人は未だに「にゃんちゃら」とか呼んでます。そうだよね。
そうしてこうして完成の自信作★
売れました??★★
あー嬉しい。。
もう二度とF100なんて描くことはないでしょう。
さよなら、F100。さよなら、にゃんちゃら。白金のリビングで可愛がってもらうんだよ!!