会話:カラス口の逆襲
Posted on 10月 16th, 2007, by gyorin
今、制作(弊社の革工房部門)ではDB(弊社の人気定番商品、盛り出た猫の型押しを手作業で染める工藝的手法が特徴)戦争が。
新商品(おっと、口をすべらせた)のために総出でDBの染めにかかる始末!
その姿たるや「女子供も槍もて」みたいな。
「生産性手工業」とかいう言葉が浮かびます。
もはやデザイン室だろうて例外ではなし。デザイナーも常務も営業もその器用な手先を生かして槍持ちます。違った、染めにかかります。
で、染めの時間は手先は細かに動くのだけど、頭と口はひま。
何気ない会話が飛び交います。
「カラス口(綺麗な線を引くためのアナログなデザイン用具。カラスの口のような部分に液を溜めて描く)ってあったよね」「懐かしい?」「あれ無駄だよねー」「すごい努力の割に結局別に綺麗に描けないし」
「あれって苦労してそろばん散々やって会社に入ったら計算機というものがあった、感があるね」
「でもそろばんはまだ暗算とかに役立って有益」
上記の例は散々苦労して綺麗な線とかカラス口で必死で描いたのに、会社に入ったらコンピューターがあって一瞬で線など描けた、という例の見本。
などとカラス口の悪口は飛び交います。
「だけど電気がなくなったときこそカラス口の出番だね」
※電気なくなる⇒コンピューター不動⇒線が描けない!⇒カラス口
カラス口の逆襲。電気がなくなったら馬鹿売れでしょう。