くろの話~儀式とその後~
くろの命日から早3か月。話の続きです。くろの話、最後。
亡くなった夜の続きから。
骨を拾って、無事葬儀は終わり、さあ、ここからが私の出番です。
何をするかというと。
以前読んだマンガを参考に、くろの魂を天へ上げる儀式をするのです。
亡くなった日からだいたい5日、長くても10日間、盛塩に線香を挿して、天界へお祈りをします。
夜12時頃が一番届きやすいようです。
これを見るとだいぶ怖いですが、これはかねてから決行を決めてました。
これをやんなきゃ!と思っていたので、悲しんでいる暇はありません。
①夜12時頃になったら盛塩したものに線香(半分※動物は半分らしい)を灯す。
②猫を呼ぶ(その辺にうろうろしてる魂を呼びつける)
③住所と名前を言って、猫を天界に上げてもらえるよう唱える。(声に出さないと聞こえないらしい)
見られると怖がられるので、家族には絶対入ってこないよう(これもまた怖い感アップ)、夜な夜な10日続けました。
①の盛塩は、一度盛ったら崩してはいけない、線香を挿す場所は同じところでなければいけない
↑線香が勝手に消えるのですが、根元は残っているので、 新たなのを挿そうにも邪魔でさせず、苦労。
また崩さないのも結構困難で、塩が日々固くなり、上記のように無理やり線香を挿そうとするとパカっと割れそうになってひやりとします。
②もすぐ忘れちゃって、祈禱後に、「そうだ、くろ…」とかもしばしば。
③は一時はしょったり(東京都、とか言わない)しましたが、神が市区町村わかるかな…とかも思い、全部言うようにしました。
これに関しては、過去遍路をした時の札に住所書くところがあって、「神に住所?」とか思いましたが、テレビでも礼拝の際に住所いうとかよく言ってるので、やはり神は住所を頼りに救いの手を出してるっぽいですね。
私的には③を家族に聞かれるのが一番恥ずかしいかな…。(それではしょったりしてた)
これで無事、くろはあがったことでしょう。
そばににいてほしい気持ちもあり悩みましたが、ずっといると自然消滅してしまうと書いてあり、
それも気の毒で、結局早く上げて、早く戻る(転生)方向に賭けることにしました。
ちなみに骨はいずれダイヤモンドにして一生添い遂げようと思っています。
やっぱり相棒だから。
ポケモンのサトシも、ピカチュウが亡くなったらダイヤにするんじゃないかな。
くろはもう上がったので、次は戻ってくるのを待っています。