カテゴリー「日常の話」

さくらさくらん

投稿日 2008.04.01, by gyorin

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いよいよ4月!!
早いものでもう新たな季節の始まりです。
街の桜は咲き誇って満開もいいとこ。ほんと綺麗。昨日の雨と今日の強風で心配です。
さて桜の季節といえばお花見!
お花見といえばワタシ。ワタシお花見大好き。一番すき。
今年もさっそくしましたよー。土曜日。花見日和。
花見といえばやっぱり団体で大騒ぎ、酒瓶を振り回して「花あったっけ?」みたいのが定番ですがひっそりと花を仰ぎながら酒を煽るのも最高。
ワタシは花見大好きなので
?一人花見・・・通勤など日常の中で出くわす桜を楽しむ
?二人花見・・・気の置けない仲の人とじっくり桜と酒を味わう
?騒ぎ花見・・・「花見じゃん」的な言い訳でめちゃくちゃにはしゃぐ
?通常花見・・・ちゃんと花見ながら「いやー綺麗」とか花の話題も織り交ぜて酒を飲む
?もちより花見・・・自慢料理など持ち寄り、食事と桜を主に楽しむ
?ふらっと花見・・・近所の桜まで出向き、気ままに花見
?花見見・・・花見をしている人を肴に楽しむ
このくらい花見をします。
でも引越しちゃったので側近に桜がなくなってしまい?が困難かな・・・。
どれも趣があるんだけど、?の花見見はかなり楽しい。
前の家は花見のメッカ井の頭公園がすぐそこだったので花見見には最適。
当たり前だが花見見には花見をしている人が必要になります。
井の頭公園には学生から老人までありとあらゆる花見が興され、実に見物。
特に面白いのはやっぱり学生かな?あと新社会人。
学生はサークルかなんかですごいはりきって看板とかだしちゃって大はしゃぎ。必要以上にはしゃぐのが花見の醍醐味。誰も飲まないけど一升瓶置いてみたり。
そしてファッションもチェック。女の子はたいてい「春」を意識(&同席の男子を意識)して春らしい薄着になってしまうのが鉄則。スカートとかカーディガンとかでキメ込んでるんだけど、当然盛り上がりの夕暮れからは恐怖の寒波が襲う・・・。夜8時くらいのトイレは「さむー・・・・まじさむいんだけど・・・」と片寄せあう女子で埋まります。
あとナンパね。ナンパ。ナンパ、見物。遠目から見ると、どれがどれを狙ってるかわかるのね。
そして夜も更ければ倒れこむ酔っ払い。叫ぶ酔っ払い。
もうこうなればナンパは男とか女とかそんなの関係ねえ。手当たり次第肩を組み、出来たてのあだ名で呼び合う他人同士。そしてラジカセを振りかざし踊りに興じる人々。もう公園は錯乱状態。
どうして日本人てこうも花見に特別な感情を持ってるんでしょう?!
花が綺麗なのはわかるよ。でも違うじゃない、花見のノリは。通常の飲み会と明らかに違うじゃない。踊るかあ?いきなり。ラジカセ持って。
なぜか「桜」を理由によくわからない仲の者も集まり、気軽に声をかけ、肩組んじゃうの。そしてステップを踏み出す。
日頃おとなし気な日本人がいきり立つ花見。日頃は自分の仲間としかはしゃがないはずなのに他人との関わりを求める花見!
桜最高に綺麗だし、「桜」を理由に異常に羽目を外す。そんな花見がだーいすき。
今週も花見花見で楽しみです。

くら師

投稿日 2008.03.26, by gyorin

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お久しぶりです。
一人暮らしを始めて1ヶ月チョイが過ぎました・・・。
すっかり慣れて、かわいい我が家。
ところで一人暮らしをして初めて重要性のわかった物がいくつもありました。(「親」とか「会話」とかそういうのじゃなくて)今まで鼻にも掛けたことのない物・・・。
家に凝るワタシですが、「くらし」っぽい物には凝りません。
「くらし」系は基本100均で。
でもワタシ、結構庶民くさいので暮らし始めて早々に100均へ「くらし」を買いに走りました。
トイレの洗剤、風呂の洗剤、風呂のスポンジ、食器のスポンジ、洗剤・・・。
まずは洗剤から。しかも当時皿の一枚もないくせに。
あと台所でシンクに引っ掛ける台代わりになるなんか伸びる置き台(置き網?)、三角コーナー・・・。
こういうものって決して高い金かける気はしないんだけど(しかも凝ってもたいしてかわいくないし)100均で手に入れた日にはその便利さ(の割に100円!)に驚く。
そして暮らしを始めていくと、「これ、こんなに重要だったのか!」が結構あるんですわ。
最近のヒットは洗濯物干すやつ。これは残念ながら立派で100円じゃないんだけど、驚愕の便利さ!
なんか傘みたいに畳めるんだけど、広げるとあらまあいっぱいの洗濯が干せるわけよ。
昔から(実家住まいの頃から)気になってたアイテムだったんだけどやっぱりね。
あと布団たたき。これは100円。クローバー型で変なんだけどそこは我慢。あとへんなピンクもしょうがない。布団たたきって噂には聞いてたけど、実際使用したのは初めて。これはメジャーになるはず。埃が舞うものね!!あとはトイレットぺーパーホルダーね。うちはユニットバスでトイレ一体型。「風呂場に便器」みたいな感じなので棚とかなくて替えのペーパーが置けないわけです。でずっと欲しい欲しいと思っておりでもこれはこだわってたから(だってトイレカバーはお取り寄せの虎よ?!)やっとこさ気に入りをつけたときは感激!!トイレ行く度「ほんと買ってよかった・・・」と思います。かつて「トイレットペーパーホルダーなんてよくつけんな」とか思ってた自分が恥ずかしい。ごめん、ホルダー。
あとはまた悩んでこだわったアヒルのほうきが超活躍。黒ちゃんの便所が室内で、砂を撒き散らすため見つけるとさっとアヒル!これは100均と勝負だったんだけどアヒルだとやる気がでるので、「くらし」にどこまででラインを引くかが難しいとこ。
いただきもののティファールも料理のやる気がでる。ワタシどうやら「煮込み」料理が好きなようですぐ煮込もうとしてます。初期の「くらし」買いで買ったおたまが間違えて汁切りの穴が開いてて汁が盛れない(漏れる←うっかり!見事な地口!)。穴のないおたまが欲しい。
最近ではスーパーの袋をごみ分別用に分けて引っ掛けるものを買ったんだけど、これまた目から鱗って感じ。今分別にはまってます。
そして昨日やっと市役所に行って住民票を移したら「ごみカレンダー」をくれてそれを見たときは心から「これ欲しかったんだ!!」と思いました。ごみカレンダーに狂喜乱舞できるとはすっかりくらしプロになったようです。くら師、今度は家計簿をつけようとしてます。

寒泉旅行

投稿日 2008.03.11, by gyorin

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先日温泉旅行にいってきました。
うそ。そこは寒泉でした・・・。
当初予定していた所が急にだめになり、急遽行き先を変えたのですが旅行前日くらいの変更だったので過去に聞いたことのあるうろ覚えの温泉に自炊で割り込みました。
那須の先の方で、何度か連れられて行ったことはあるのですが、実際場所とかよくわからない。「那須」とか聞くと「那須高原」「牧場」「ファミリー」など緩やかな観光地をイメージします。
こっちもそのつもりで観光スタイル。
が、ドッコゐ。
牧場とか高原とかの山小屋風(「高原のチーズケーキ屋さん」とか「ブルーベリーのなんとか」とかね)を抜け、気づけば寂れた山の麓町・・・。「自炊」なので食料調達しなきゃならないんだけど、食料を売ってる場所すら怪しい感じ。
「なんか店、なくない?」「ないわけないでしょ」「ここの人どうすんの?」「街まで行って日曜にごっそり買う」とかいう会話がちらほら出る感じ。
『大型ショッピングセンター「肉」「魚」「日用品」』とか書かれた超寂れた小さい酒屋みたいな店を横目に過ぎるとその先はカーブから先見えないような山道・・・。
もうさすがに人すら住んでなさそうなので大型ショッピングセンターに戻ります。
大型ショッピングセンターは小型で、肉が豚肉が3パック。魚は冷凍がちらほら。干物がちらほら。野菜もがらんとした置き場に数えるくらい。本来野菜で埋まるべき冷蔵棚には乾き物が陳列。
その中からぎりぎり鍋に入れてもおかしくないような食物を選び抜き、なんとか調達は完了。肉はなくなってしまって、この町の人は今夜は肉はなしです。
この調子だと宿にも過度の期待はできないためワタシはタバコが恋しくなり、「タバコ」と大きく書かれた店に駆け込みました。なぜか風呂釜がでんと真中に置いてあり周りを人が囲んでいます。
「タバコありますか?」「タバコはないんだよ」だって・・・。じゃ大きく書いとくなよ!
さあ気を取り直して山へ。山は吹雪いてきて車内一同息を呑みます。
いくつもカーブを抜けるうちに吹雪は本気になり、一寸先も危ういほど。車のナビは道から外れた空間を指しています。当然皆によぎる「あってんのか?」の疑念。
疑念と不安に駆られながらもよたよたと進み、やっとのことで駐車場と思しき場所に到着。
「温泉はコチラ」とか看板の指す先は雪が積もって急斜面と化した急な階段。
「なに?歩くの?」とか聞かれてもこっちもワカラン。「歩くんじゃないの?歩いた気がする」
しょうがないので個々荷物を持ち、吹雪の中へ。ザ・高原スタイルできた子は最防寒が街コート。車内にあったプーの毛布を被り、遭難者のように温泉宿へ歩を進めます。
下れども下れども温泉は見当たらず。「あってんの?」「あってるも何もこっちしかないでしょ!」
間違ってる場合、この凍った急坂を戻らねばなりません。ジーンズの足は凍り(ほんとに雪が張り付いて凍ってる)、素手は真っ赤で感覚を失い、打ち付ける雪に限界を感じた頃・・・宿は現れたのです!
外には大きなプール状の湯気をあげる温泉。これこれ!
宿は暖かく、皆ほっとして部屋にも案内してもらいまずは一安心・・・。
が、ドッコゐ。
なんと部屋に暖房施設はなく、しょぼいコタツがひとつ・・・。(何故か豹柄)
「うそ」
剥がれた壁紙はガムテープで補強。押入れは襖がなく、ドアは閉まりません・・・。
なんとも寂れた趣のあること・・・。
あんまり寒いので温泉にいこうということになり取り急ぎは表の大プールへ!!これがここの売り!!
勿論ビールをわんさか持って、意気揚揚♪
外は超吹雪で温泉へ飛び込みます。
・・・・超ぬるい・・・。外気?9度、温泉37度。温泉の出てくる蛇口付近半径30cmから外にでると恐らく湯温は34度くらいでは・・・?全然暖かくないのでビールも進まず、皆の髪はみるみる凍っていきます。その様は面白いくらいで、ロングヘアはつららに、ショートは雪を被り白髪に。髪を掻きあげればスーパーハードの整髪料ばりに決まります。
「温泉で雪を当てあう」とか目論んでいましたがとんでもねえ。もう早々に上がり、他に温泉もありましたがすっかり意気消沈して取り急ぎご飯でも食べることに。タオルなんか早速凍っちゃって、重力無視して横で固定できます。
さてご飯は自炊ですが、自炊場がまた凄かった・・・。コンクリ打ちっぱなしでがらんとした台所には雪が吹き込み、水は凍らないよう出しっぱなし。そこがまた寒寒として、実に赴きを感じます・・・。
給食のような鍋で作ったごった煮鍋と酒を煽り、唯一のコタツでやっと温まってくると、もう温泉にいくの面倒くさい・・。ていうかここから出て再びあの寒冷地へ行って更に裸になるとか考えると・・・・でそのまま寝ました。
次の日。朝風呂に入り他の客の噂で「除雪車がくるまででれない」とかいうのを漏れ聞き、外の確認のために窓の襖(窓ではなく窓の前に一枚襖があるわけね)をあけてみると・・・。そこは雪山でした・・・。
なにこれ???!!!ここ室内でしょう?!こんなんあり??
飲み終えた缶とか飲む前のビールとか、皆雪に埋まってやんの。にわかに信じがたい光景。
更に例の自炊場はすっかり雪が吹き込み、「過去に台所として使われてた場所」みたいに台所風を残した雪像のよう・・・。鍋に張った水はすっかり凍り、先の廊下は風が吹くたび「びゅうう」と吹雪が横切ります。
面白すぎるこの寒泉。なんか雪女がやってる宿みたい。
なんとか道ができ、再び吹雪を漕いで駐車場へ。雪女の悪夢から逃れ、やっと本当の安住の車へ・・・。
がドッコゐ。
なんと僅かな窓が開いてたがために車内左半分にはこんもり雪が積もり、シートは雪まみれ・・・。
ここにも安住はなかった・・・。本気で呪いかとおもった。
相当印象的な寒泉旅行でした。

さよなら日本猿

投稿日 2008.03.03, by gyorin

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海賊TVから悩んで数日。久々に中国に行っておりました。
三ヶ月ぶりの中国威海。
こういっちゃなんだけど、年末のばたばたにかまけて行かなかったらヘンな商品が入荷されるようになり・・・(わちの名誉のため補足しますが商品がへんなんじゃなくてめちゃくちゃの値札がつくとかそういうことね。財布に「一面パス」とか書いてあったり・・・)気を引き締めに、海を渡ったわけです!
久々の青島空港。ああ、懐かしいこの匂い。
到着ゲートで待つのは懐かしや優しい(過去に梨を買ってくれたから)運転手、シュさん。
高速ができたのですっかり速くなって(車で2時間半)、快適な旅。
途中にへんな遊園地があった。
事務所も面子は変わらず、ホテルもかわらず。
がしかし・・。工場には微妙な変化が・・・!!
日本猿がいない・・・!
日本猿・・・覚えていますか?過去に日記を見てた方はわかるかもしれない。
ワタシのお気に入りだった日本猿。にソックリな工員さん。(「猿」じゃなくて「日本猿」ね)
やたら愛想がよく、しかも「日本人さん」的な隔たりをもたせず、程よく人使いも荒く・・・。
視察で暇そうにしている商社の人を捕まえてこば塗りさせてみたり。
担当は検品。ワタシの検品にぴったり張り付き、ミスを指摘すると目で「大丈夫、何も問題ない」と自信ありげな笑みを浮かべて修正に走る日本猿。絶対落ちない感じのこばはみだしなんかも何事もなかったように消し去る腕を持つ日本猿。昼休憩が終わるとワタシに近づき、怪しげな花の滓の浮いた自家製のお茶を勧めてくれた日本猿。工場にくると満面の笑顔で両手を広げる日本猿!!
いない!!!
旧正でまだ帰ってないの??
さりげなく監督の高さんに聞くと「あの人辞めました」嘘っ。
「あの人高齢だからもう仕事しないでしょう」だって。なに?高齢なの?日本猿って。
「あの人五十いくつでしょう。」あらそうだったの?しかもたいして年じゃないし・・・。
猿みたいだから年ワカンナカッタよ。
ああそう・・。そうなんだ。日本猿もういないの。なんだかぽっかり穴が開いた気分。
よく見れば工員さんたちの面子が多少変わったような。
中国では条件のいい工場に人が流れて度々手が変わるのはよくあることで、旧正月あけなんかは帰らぬ者も多いと聞きます。(地元で条件のいい工場の噂を聞いて流れちゃうのね)この工場は工員の手が変わらないように特別固定給で雇って働いてもらってるめずらしい工場。
それでも人は変わるんですねえ・・・。
またよくよく見れば行きつけのマッサージ屋も着替えルーム担当のアノ子がいない・・・。フロントの怖い顔の女と眼鏡はいるけど。レストランの笑顔のはにかむウエイトレスもいない・・・。
特に意識してないのに、いないと覚えてるもんですねえ。
なんだかほの寂しい、久々の出張でした。
でも新しい面子にも期待大。よくよく聞けば「ミシンの人、辞めて貰いました」とか言ってたし。向上のための人員交代だったりして。
日本猿、もう会うこともないでしょうけど、いままでありがとう。
名前聞いたのに、とうとう聞き取れなかったよ。ごめんね。これからもワタシの日本猿で!