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猫とネズミ

投稿日 2013.08.22, by gyorin

ご無沙汰しております。

まだまだほんとに暑いですね…

ワタシが退院してからコッチ、ずっと具合のイマイチな黒ちゃん。

そんな黒を全く気遣わないチビ。倒れそうな黒に思い切り突進していきます。

もう見てられないので、ネズミのおもちゃを買ってきました。

猫を飼ってる人ならおなじみかと思いますが、なめらかな毛の、小さなねずみのおもちゃ。

鼻と目玉と耳としっぽがついてて、本体3センチくらい。投げるとカラカラいいます。

結構高いのね。

猫はこれが大好き。

実家のボンちゃんは一瞬でガムのようにくっちゃくちゃにしちゃいます。

投げるなり、狂ったように飛びつくチビ。

黒ちゃんはネズミはあまり興味を示しませんが(年だから?)、ひよこは大好きでした。

気取り屋クロらしからぬ食いつきよう。

それにしても何故、猫はネズミがわかるのか?

チビなんてネズミの本物、見た事ないと思うんだけど。

ものすごい小さいときからネズミのおもちゃが大好きで、よく捕まえて得意げに運んでいました。

しかも、ちゃんと「捕まえたらここをくわえるんだろう」っていうところをくわえる。

アタマくわえたりしないのよね。

誰も教えてないのにたいしたもんだ。

ちなみにこのおもちゃのレビューで、

「鼻と目玉を食べてしまうのであらかじめもいで与えています。鼻や目などなくても猫はネズミと認識していますので不要です」

みたいのをみてちょっと笑いましたが、確かに。

ネズミ側も猫のおもちゃとかはびびるんだろうか。

と、気がつくとさっき与えたネズミはすでに毛のごみのよう…このネズミ、高いよ~

片思い

投稿日 2013.08.09, by gyorin

先日落ちていったチビですが、

おねえちゃんのクロがだいすき。

ばっと飛びかかるのですが、

チビは1歳にも満たないのにクロより遥かに大きく成長。

一方のしかかられるクロは昨今の具合の悪さも祟って、更に痩せた14歳の初老婆。

クロはシャーッと近づくチビに怒ります。

のしかかる弾みでまた倒れてしまうので(クロは持病、不整脈で都度倒れます)、こっちもヒヤヒヤ。

目につけば「ヂビー!!!」と怖い声で怒鳴って、なんか投げつけます。

クロも子猫の頃でこそぼちぼちかわいがっていましたが、

巨大になったのでほんとうにうざいみたい。

だけどチビはクロがだいすき。

クロが座ってるとわざわざ目の前にきます。

暑くても、狭くても、クロのみえるところにいます。

あんなに嫌われてるのに…

健気で乱暴なチビ、ちょっとかわいそね。

心が報われる日がきますように。

ちびが落ちた!

投稿日 2013.08.02, by gyorin

我が家でいちばんのばか者。

トラ猫ちびがやってくれました・・・

チビは猫のくせにものすごく運動神経が悪いのです。

机を踏み外したり、ソファーの溝に容易に嵌っちゃったりしてます。

そんなくせに、ベランダの手摺りを歩きたがる。

しかも何故か手摺りのバーを股に挟んで、すごい危ない状態で渡っています。

もう見るのも怖い・・・

このばか者、いつかはこうなると思った。

朝からどうも見えないと思ったら・・・

とうとう落ちていったようです。

ここは3階、家の前は車道・・・ぞっとして窓から覗きましたが・・・・

ぺちゃんこの猫は見当たらない。

外に出て名前を呼ぶと・・・4-5軒隣の庭先から「ミャオ」「ミャオ」と、聞き覚えのある鳴き声・・・。

ドクダミの草に紛れて、ばか者発見!捕獲!

よかった????、っとほっとしたのもつかの間。

チビが落ちていった隣の家の車に、明らかなるチビの落ち跡が・・・・(へこんだボンネットと、爪あと)

ひゃ????

泣く泣く謝罪に。。

いや?、チビが無事でよかった。

そしてこの代償、いくらになるんだろう・・・・

連作のワナ

投稿日 2013.07.26, by gyorin

ひと騒ぎした出産から早1ヶ月。

たくさんの方々にお祝いやコメントをいただきまして嬉しい限りです。

ところで、この同時期開催していました新生彩鳳堂画廊さん「THEATER」も20日をもって無事終了いたしました。

今回はさすがに生まれたての赤ん坊を抱えてだったので京橋の新会場には出向けませんでしたが、

嬉しいことに3点出品中2作品をお買い上げいただきました♪

今回写楽の歌舞伎絵モチーフ3連作にしましたが、

「江戸兵衛」と私の予想に反して「定之進」が売れたため、「女房おしづ」が残されました・・・

そしてさらに本日嬉しいお知らせ!2010年作のキティ似の作品が本日売れたとのこと。

↓これの上の子ですね。

さて、下の子は・・・とりあえずまだ残ってるようです。

実は私、たいてい連作しちゃうのでこれありがちなんですよね。

描くときはまとまるんだけど、最後ワナにはまっちゃう。

歌舞伎3連作の残ったおしづとか、解散だけのキティとか、

仲間が居ないとなんだかコンセプトバラバラ・・・

このあまったリストだけ見た人は、「この作家どうした?!」って思うでしょね。

ちょっとダークでポップな解散キティ、お部屋におひとついかがですか?!

猫とアカチャン

投稿日 2013.07.13, by gyorin

長男誕生からはや半月。

未知の世界へ出てきた彼は、この世に生まれて10日やそこらで、5匹もの猫に出会いました。

まずは我が家の古株、黒ちゃん。

ワタシの入院中、また具合を悪くしてしまって、最初はアカチャンどころじゃなかったようですが・・・

ミルク臭がするのか、顔を嗅いでいました。

そしてナンバー2のチビ。

チビのほうは入院から帰ったら、もうチビではなかった・・・

すっかりデカに。

アカチャンの所作をいちいち気にして、おっかなびっくり、でも、

割と近くまで来てそろそろ観察しています。

夜中にないていると、わざわざ見に来ます。(見に来るだけ)

それから実家のボンちゃん。

凶暴なボンちゃんですが、「アカチャン」とわかっているのか、

遠巻きに腰を落として覗きに来ます。

そして夫の実家のハナとメイ。

二匹の猫は、こちらも遠巻きに覗き込み、

「ニンゲン?」「アカチャン?」みたいな反応。

やっぱり誰も意地悪とかはしないんですね?。感心。

小さく生まれた彼は、どの猫よりもちいさい。

自分よりデッカイ猫に囲まれて、いったいこれは何だと思うんでしょうね。

「ニャんニャん」といいますが、

生まれたときから居た場合はなんて認識するんだろう。

猫の個体差はわかるんだろうか?

気になる猫とアカチャンの実験結果がこれから楽しみです。

What’s 無痛分娩?

投稿日 2013.07.02, by gyorin

さあ、26日。いよいよ無痛分娩3日目です。

昨夜は半端な陣痛に悩まされ、ちっとも寝れてないコンディション。

昨日の恐怖に怯えつつ、じわじわ上がる陣痛促進グラフの上昇を見張ります…

昨日の経験があるさ…とチョットにわかに対陣痛への自信をつけていた私ですが、

陣痛の威力は私の想像を遥かに超えていました。

本日の陣痛は、ナイフではなく内臓を掻き出す系に進化。

陣痛グラフに合わせて、内臓が骨盤を突き破りにやってきます。

こーれは死ぬ!という、半端ない気持ち悪い強烈な痛み。

更に隣の陣痛室から聞こえる悲鳴に共鳴し、ギャーギャー騒ぎました。

そしてあの素敵な麻酔を知ってしまった私は、

「早く…早く…」と麻薬中毒者さながら助産師に掴みかかります。

さんざん勿体ぶって、麻酔が入り…それからは天国とでもいいますか。

さっきまで首締めかかっていた夫に、マッサージなんかして貰ったりして。

さあ、そしてまた甘くない時間がやってくるのです。

今度の問題は、効きすぎた麻酔による進行の遅さでした。

そう、せっかく促進したものの、麻酔が効きすぎると陣痛による子宮口の開きが弱くなっちまうわけです。

じわじわ近づく17時。16時半の時点で子宮口は9cm!

目標の10cmまではあとわずか1cm!わずかながら天地を分ける1cm!

今日無理ならまた明日なんだろうか…

そんなことになったら夜中に内臓がでてしまう…

「今日無理だとどうなるんでしょう?」とチラリと聞くと、

助産師さんは悲しそうな顔をして答えました。

「明日、帝王切開になります。」

冗談デショ???!

あの陣痛を昨日、夜中、今日耐えて耐えて…帝王切開?!

あんなに前から無痛に充てて…あげく帝王切開?!

悔しさから涙が目に溜まりました。

あと1cm!あと30分!なんか…今私にできることは?

「麻酔を切ったらどうでしょう?」

助産師に本末転倒の提案を持ち掛けました。

助産師さんは同情の顔持ちで「先生に相談してみるね」と消えていきました。

その間に手元のスマホで「陣痛促進」の手足のツボを検索し、

夫と、出産を待ち兼ねて病院に来ちゃった母にいっぺんに押して貰い、

「水分をとると子宮口が開きやすい」というアドバイスに従い、

凄い勢いでビタミンドリンクを1リットルほど飲み干しました。

麻酔を切った効き目があったのか、じわじわ戻る陣痛。

「凄いことしますね」と17時過ぎに最後に測った子宮口は、ギリギリ10cm。

さあ、あんなに憧れた分娩室への移動です!

一度切った麻酔は充分に継ぎ足され、ホッとした雰囲気が周りを包みます。

影ながら応援してくれていたのか、たくさんの助産師さんたちが次々現れ、

どことなくはしゃいだ雰囲気で分娩室まで車椅子移動。

分娩台では夫とペラペラしゃべり、助産師さんの指示に従いいきみます。

全然痛くないので全力で頑張れるいきみは、まるで懸垂か綱引き。

夫が気を利かせてドリンクを口に運んでくれますが、

先ほど飲んだビタミンドリンクは今にも飛び出しそうなほどお腹をいっぱいに満たしてました。

いきむこと小1時間…

「はい、出ますよ!」みたいな、「わー、出た~」みたいな、

助産師さんたちの盛り上がりがあっての…

私の胸には小さな小さな人間が乗せられました。

そして一息おいての…オギャア!

その瞬間の感想は「あっ!泣いた!ウケる!」でした。

あんなに長いことお腹にいて、

たくさんの時間を共に過ごした正体が現れ、しかも泣いたりして、

なんだか嘘みたいで、ウケちゃいました。

およそ2時間後、麻酔が消えた状態で部屋へ戻ります。

そのときにはもう、分娩台からピョン!スタスタ歩いて自室へ。

このままパルコへいけそうなくらい元気でした。

この度分娩を体験して、本当に母はエライ!

あんなに痛い陣痛、そして私は消したけど、その先の「鼻からスイカ」。

もう辞めたくなるくらいなのに、皆辞めないで、産むんですねー。

それにしても無痛の麻酔は素晴らしかった…

そして何よりも、今このブログからもわかるよう、

産後、めちゃくちゃ元気。

普通分娩の人を改めて尊敬しました。人間の力ってスゴイ。

そしてあんなピンポイントに使えるような麻酔を考えつく、そんな人間の力もスゴイ。

いつかあの陣痛も跳ばせるような麻酔ができたりするのでしょうか。

2013年現在の無痛分娩リポートでした。

What’s 無痛分娩?

投稿日 2013.06.29, by gyorin

あ2日目、25日はメインデイ。

そもそもこの日に産まれる予定で万事進めてた計画。

(つーかチョット前まで7/1産まれの予定で進行…)

前日の前処置に加え、本日はわざわざ陣痛を誘発する『陣痛促進剤』を使用します。

出産経験のある方はヒイーと思うような陣痛促進剤ですが、

そこは未経験の私。

どんとこい陣痛!

とばかりに処置に従いました。

無痛分娩とは昨日入れたチューブを通した麻酔によって、

下半身の痛みのみを麻痺させて意識を保ったまま痛みなく出産するという魔法のよーな出産方法。

しかしながらその麻酔を効かすまでには陣痛の力はある程度必要なわけです。

経験者談ではたいていの場合、

「死ぬかと思った」「鼻からスイカ」 とか、

感想の主が分娩中心で、陣痛は「陣痛も辛いよ?」という触れ方くらい。

正直陣痛を舐めてました。

まあ、痛い。陣痛。

きっとただでさえ痛いのに、促進してるもんだから、その数値の上がってく怖さ!

「はい、深呼吸」なんて言われるけど、

深呼吸ごときでこの痛みが消えるわけない。

死ぬ、死ぬ、辞める…

というとこで麻酔登場。

スス~っと冷たいものが背中を伝ってゆくのがにわかにわかります。

なんということでしょう。

さっきまで腰に『黒ひげ危機一髪』とばかりにナイフを刺されていたような痛みが、

スス~っと引いていくではありませんか。

さっきまでギリギリと爪を立てていた夫にはにっこりと笑いかけ、

「死ぬとこだったよ?」と談笑。

陣痛グラフはジャンジャン凄くなっていますが、

麻酔の効いた私にはどこ吹く風。

そうして ヘラヘラ分娩までの待機時間とばかりに時を過ごしていたわけですが…

さすがに出産、そうは甘くなかった。

分娩執行最終時間は17時。

その時点で、肝心の子宮口はたかだか5cmしか開きませんでした。(出産には10cm必要)

一体どうなるのか?

「明日、続きになります」

あらそう…えっ?!じゃあ、この陣痛まさか明日もやんじゃなかろーね?

どころか、一旦麻酔を切るので夜中は恐怖の麻酔なし陣痛状態が来襲。

無痛を選んだ割に、夜中中半端な10分間隔の陣痛に襲われる私。

こんなに辛いのに夜中だから夫とかも居ないし、

ひとりで深呼吸してやり過ごすしかない無力さ!

何故こんな目に…さっきまでの麻酔が夢のよう。

さあ明日はどうなる?

いよいよクライマックスへ。

続く。

祝誕生!&What’s 無痛分娩?

投稿日 2013.06.28, by gyorin

たくさんのご声援いただきまして、6月26日午後8時過ぎ、無事長男誕生しました!

24日に入院、26日に出産。

3日間の長丁場に渡る出産劇だったのか?!いいえ!

それはなかなか知り得ない、無痛分娩だったのです。

今回は、事前にはなかなか知り得なかった無痛分娩のその実をレポート!

病院からの投稿ですので、イラストの雑さ(いつもか)、暗さ、絵の位置の変さはご勘弁ください。

『無痛分娩』なーんて聞くと、

「あら楽そう!いいわね、今はお産も楽々で。お母さんは痛くないと駄目よー」

なんて意見をいただきそうですが…

果たしてどんだけ『無痛』なのか?!

妊娠するなり無痛を選んだ私ですが、どんだけ無痛なのか意外に世間の情報は薄い。

どんな手順なのか、イマイチ理解していなかった私。

直前で一週間早まってるくらい油断してるしね…

無痛にもいろいろあるようですが、私は正期産入ったばっかで計画的に行うという計画分娩だったのです。

********************

24日:入院一日目は、無痛麻酔のチューブをいれる日。でした。

入院は午後から。最後の飲食は11時までとあって、ひとりランラン気分でオシャレランチ。

写真のいかにもカフェカフェした食物は出産直前の妊婦が最後に食べた食事です。

このあとパルコで足りないグッズをショッピングして病院へ…

ふざけてるよね。

このよーに計画分娩って、信じらんないことできるわけです。

チューブとは、背中の神経だか隋だかあたりに細い管を通し、そこへ麻酔を通すのです。

聞くだに怖いよね。

そして明日はいよいよ本番なのです。

続く

いざ!イッテキマス

投稿日 2013.06.24, by gyorin

さんざっぱら騒いだ産休前半もおしまい?。

いよいよ本日入院です。

何の不快もなく、実に健康に暮らしたこの10ヶ月・・・。

フィナーレはどうでしょうか?!

すっかり重くなったおなかも今日・明日でお別れです。

一足先に猫たちと夫に別れを告げ、いざ出陣!

優雅にスコットランドへ行っていた実母も帰国し、無事間に合いました。

エコーとかでもろくろく顔の見れなかった彼に会うのが楽しみ♪

また近況ご報告!

では!イッテキマース☆

アートなくらし?

投稿日 2013.06.20, by gyorin

7月5日から開催される、彩鳳堂画廊「THEATER」出展用小品を追い込みで描きました。

先日の写楽の有名な「奴江戸兵衛」につづいて、

市川蝦蔵の「竹村定之進」の猫版。

ちょっと「誰?」って感じですよね。

「奴江戸兵衛」は有名(名前とか知らないけど)だけど、このおじさんは地味だから、売れは厳しいかな・・・

でも昔の蝦蔵の代表役なんでしょうね。

描いてるときは心の中で「本居宣長」(って何の人だか忘れちゃいましたが、教科書の挿絵がこんな服着てたから)と呼んでいました。

三人目は「三代目瀬川菊之丞の田辺文蔵女房おしず」だって。

首の辺り、猫がいっぱい入っちゃってるとこが面白いですね。

おしずは着物の柄が派手だから、ちょっと画面が持つね。

おしずの口はベーコンのつもり。

生々しい仕上がりです。

「歌舞伎といえば写楽の絵」→「一個じゃ唐突だよな」→「じゃあ写楽の代表作」

という流れでこの3部作。

猪鹿蝶とかもそうだけど、連作にすると地味なものがでてくるんですよね。

お部屋のいろんなところにぽつぽつあったらしゃれてるけど、

本居宣長だけ突然あったら不思議ですよね。

もっとちがうシアターねたも描きたかったんだけど、出産が早まったからちょっと厳しいかな。

そんな歌舞伎の3人を出展予定の彩鳳堂「THEATER」はこちら!↓

小品展-THEATER-

会期 2013年7月5日(金) ? 7月20日(土)

時間 10:00?19:00 日曜祝日休廊

彩鳳堂画廊

http://homepage2.nifty.com/saihodo/info.html

東京都中央区京橋3?3?10 第1下村ビル 2階

tel 03 6262 0985

ぜひお時間あればお立ち寄りください!