魚屋蘭舞 RAN BLOG

今、ワタシ空港にいます。
何故って？いつもの出張です。
この鶴JALに似てない？これからワタシJAL。
しかもほんとは未だ水曜日。
ワタシはいなくとも地口屋はやってるのでじゃんじゃん進めて去ります。
本日のお勧めは豪華絢爛、鶴の刺繍が眩しい「鶴背シリーズ」。
鶴背シリーズは密度の高いがっちり刺繍と迫力ある鶴柄が和の心をそそります。
しかもこちら、実は土台の型がかわいいんです！！
MはほとんどS。完全なる女性用で、ウエストにシェイプのかかったイケてる系の型です。
袖はほどよい七分で、腕がなぜか細く見える得点つき。
首周りも苦しくなく、非常に着心地よし☆
Lは女性ゆったり?男性用。
ほかのシリーズよりもカジュアル感薄めで、ちょっとお洒落な感じに。
女性が大きめで着てもかなりかわいいです！！
ちなみにコレ、例の真向きとかのときにつくった地口屋オリジナル型なんだけど、M→●ステリック●ラマー、L→●’ｓのカットソーを元につくっています☆内緒だけど！
刺繍の柄は何故に鶴か？？それが問題です。
いまだに何故猫にしなかったか、と聞かれます。
この頃は鶴に凝ってたんです。鶴が背中向けて「鶴背」（鶴瀬←地口屋工場拠点）とかいうの思いついちゃって、、、、。見事鶴っといったね。。納品時期もおかしかったし。。（閉店間際）
これもあまり定価の命は短し。
でも鶴もいいでしょ？！ちなみに下は梅です♪あと雲です♪
これ最初すんごいめちゃくちゃの広告の裏かなんかに書いたのを元に刺繍にしたんだよね。
すごいよね。

猫影Tうるのかあ??！！
惜しいな。。
これもだいぶいい出来だとおもうけど・・・！！！
こちらの猫影柄は皆様おなじみ。
色彩鮮やかな猫と黒が際立つ影のコントラストがいい感じ。
知ってる人も多いと思うがこの絵の猫側は実は国芳のちょっとぱくり。
だから自作ならもっと超褒めたたえるけど、ここは控えめに。
影は自作だから影褒めとくか。まあいいか。
このTは色数が多いので高くなりそうでちょっと怖かったんだけど、上手く猫影表現できてる！！
表に猫、裏に影、ってばっちり決まってるよ。
これよ、これ。猫影を表現するものは。
ワタシのイメージでは「障子」なのね。ちゃんと障子、できてるね。
しつこいけど土台は伸びない云々。確か７分袖＆長袖での展開だったかしら？？
今後こんだけ色使ったシルクのシャツはでないでしょうね。
その辺でもレアモンですよ☆

こちらの地味なシリーズはなに？？
こちらは青墨シリーズになります。
過去のTシャツフェアのときにつくったもの。
あのときはTシャツ馬鹿みたいに売れたんだよね。
価格はともかく、弊社店舗でアパレルダントツの売れだったね。まるで夢のよう。
柄はAtoZからの選抜柄。
厳選なる選考から選ばれた中に何故「闘鶏」が入ってるのかは不明。
前相棒のナイスセレクト。
後ろの柄は書き下ろし。後ろの柄も結構凝ってんのよ。
例えば「闘鶏」。
鶏の足跡で「もみじ」、猫の足跡で「うめ」。言うでしょ？もみじだのうめだの。ほぼ大半の人は気づきませんが・・・。こういう工夫、私やりがち。
「似て非なる」は勿論ふくろうと猫が似て非なる（本当に似てる！）の意。でも裏意には弊社本業ダヤンの絵の「ふくろう裁判」とまったく同じ構図。ダヤンと地口で似て非なる、とのギャグも含んでおります。
「聴衆」はほぼ皆こっちみてない感じが愛しい、まさに聴集の図柄。各々勝手になんかしてるのもいいよね。
ワタシは猫のこういう顔がすきなんだよね。ちょっと顎引き気味、とかうつむき、とか斜め見てほぼほっぺ・・・みたいな。
画面、あますとこなく埋まった聴衆は見ごたえあります。暇なとき、お気にの猫さがして見て頂戴。
後ろもあるからだいぶお得な一枚。
（↑さんざん褒めたのに画面になかった。。。店頭にはあったはず！！）
「ヤンキー」は地口屋最高傑作図柄。
「ヤンキー」というけちい名前と周辺に飛散する「たばこ」「ビール（しかも1）」「スケボー」「ビニール」などの不良グッズがけち感をひきだす小道具に上手くはたらいております。
ちなみに後ろは書き下ろしの下僕。
こちらも土台は評判の伸びない＆よれないTシャツを使用☆
絵柄が気に食わなくても重宝しそう！
そこで着替えてるカエルも今買って早速着てるみたい！
更に地味なかえるシリーズも夜露死苦！！！

ワタシのお気にのトート。
とうとうトートもセールですか・・・。
これねぇ、これも真向きのTシャツと同じ頃。だって絵柄が一緒だもんね。
最初Tシャツしかつくらないつもりで行ったんだけど、その場で思いついたのね。
で、香港のホテルで発案したのです。
夜中に手でサイズをだしたんだよね。
それでその後日本でまた夜中に版下をつくってねえ。（何故いつも夜中かというとあまり利益を生まない仕事なのでこそこそしてるから）
「漫画（鳴海）」は大学のデビュー作。
前にも日記に書いたけど、1年の頃の学祭で有志で漫画をだすとかで誘われ、ノリよく参加したものの描くものがない・・・当時は自分の絵なるものをもっておらず、焦ったワタシは超少女漫画（例：ガラスの仮面など）の途中にしようと計画。バレエとかやってて重要な発表会で足が攣って「足が！！」で終わる（続く）とか。あと憧れの人が実は兄だったりして「嘘！！」と目が白くなる・・・（続く）とか。
でも5000円払ってるので、5000円払ってそれ出したいか？と自問自答。答えはいいえ。
締め切り前日に思いついた「大好きな国芳の地口絵を組み合わせて漫画に！！」案。
そのとき魚屋欄舞誕生。
「鳴海」「浜松」「沼津」の地味?な4コマ漫画を3ページ掲載。読めない文字やら渋すぎの絵がうけたものかなかなかの脚光をあびました。
そこからは国芳もどきを自分の絵としたワタシ。美大では自分の絵がないと自信もって暮らせませんから。そこから悠に1万匹くらいは描いたでしょうか。（記録が伸びたのはアニメーション！）
国芳の模写時代から猫共はひとりでに歩き出し・・・・・おっと、また思い出に浸ってしまった。
とにかく上手くなったと思います。今の日記はへろへろデスガ。
「化け猫七福神」はできたとき上手くてびびった。自分が描いたとは信じられなかったねえ。
時はたつものですねえ。
だけどこれはつかえるよ?！時は経ちワタシは今OEMの営業の真似事をやっていますが、「真向き猫」トートはまさに相棒！
OEM自慢グッズがいろいろあるので全部自慢しようとするとすんごい荷物。
でも革のショルダーはなんのその。しっかりした帆布はへこたれることなくがつがつやってくれます。
しかもがつがつなのに間抜けな柄が陽気でいいんだ。
売ろう売ろうというつもりはないけど本っ当にお勧めです！！地口グッズで一番使用度高し！
その辺にあるものはほぼ入ります！
その辺のものみんな入れちゃって！！！これも2000円とかだった・・・ちょいと悲しいね！！
ドンマイ、地口屋！！チワワもお勧めの一品。

セール情報2日目！！
じゃんじゃんいくよっ！売り切って新たなモノをつくるのが狙いです。
ときに新宿ラビリンス店に引き続き、自由が丘店もセールに参戦★
8/1?スタート予定です！
各店ラインナップも異なり（？！なんせ数少ないからね。。）、珍しく地口屋めぐりも楽しいかもよ。
お洒落な自由が丘でどう地口るか！負けるな歌舞伎町！
そうそう、歌舞伎町といえば・・・。
新宿といえば歌舞伎町。憧れの歌舞伎町。
当時は西口だから関係ないんだけど、とにかく歌舞伎町にからめたくってつくった「歌舞伎」シリーズ。
これがまた超退廃！！
全然うけないの！！ビックリしたよ。。
でもぱっと見超カワイイと思うんだけど・・・。
しかも憧れの歌舞伎町に左遷になって「やった！本場！ギャグで買うかな？！」と思ったけど、人はギャグで物は買わないんだね。
つうか地口屋に求めてるものは「猫」だったんだね。いまさらながら。
鶴の章でも同じこというと思うけど改めて反省・・・。
歌舞伎シリーズは皮者で大展開！！
白・赤・黒のド粋がテーマ。中の革色の鮮やかさがたまんねえ。
ド粋好きにはたまらないとおもいまっせ。べらんめえ。

週末、新宿の地口セール覗きに行きました！
ワタシの思い出持込もあるんだけど、まああるわあるわ。
懐かしさも相まって、あさましいながらセールにちなんでちょっと商品のご説明させてもらいます♪
商品のごせつめいったってサイズとか価格とかじゃないよ。
エピソードと売り文句をちょっと・・・。
これで欲しくなったら即新宿へ！！スタッフが手薬煉引いて待ってます♪♪♪
?エピソード其の壱　真向きT?
真向きの柄を思いついたのはいつだったか・・・。
あれはねえ、そう閉店の噂もちらついたころ、9月だったかね。
あの頃出張に行くんで、プリントの安い工場だったから「せっかくだからプリントして帰ってこなきゃ！！」って大急ぎでTシャツ仕入れて夜中に梱包して送ったねえ。
しかも仕入れ方がすごいの。
全部で多分100枚くらいなんだけど、そんな中で８色（くらい←もうすでに自分でもよくわからず）＆3サイズ＆プリント（金・銀）に振り分け。
だから全ての条件があてはまるものが最大で10枚くらい、最小で1枚・・・。
例えばこの画像の緑。コレ多分1枚クラス。「見世物的なカラー」とかいってつくったけど、納品はすでに11月。すでにTシャツは要らない季節。
閉店（4月）までとうとうぱっとしないまま消えてった虚しい見世物・・・
数がめちゃくちゃなんでとうとう楽天にも掲載されないまま、倉庫では「訳のわからない商品」として邪魔にされてました・・・。
そして今ここにきて初めて日の目を見て、でもセールなのね。
確か￥3000くらい（無理して）が￥1500くらいになっちゃった。￥3000の値段設定もむなしいくらい。
でも何気にこの柄超かわいいですよ。土台のTシャツはよれない、伸びない、なかなかくたびれないと大評判！！（←コレ本当、予期せぬ好評の声を諸所からいただきました！）柄はともかくこの土台のTシャツが欲しいとまでいわれるくらいよ。
さあ、欲しくなった？？欲しくなったら新宿地口屋へGO！
そら、ヤンキー（の下僕）も狙ってるよ。
急がないとなんせロット1?10枚デスカラ！！！！

今日から地口セールの始まりです。
とはいえ少数の地味なセールではありますが・・・。
ワタシの引き出し（嘘、ほんとは足元にある段ボール）には過去地口がいっぱい・・・
ミロード閉店以来なるべく開けないようにしていたんだけど、今回だしてもらおうかとあさってみや。
あるわあるわ、「こんなんやった?」商品。
あのころは本当に大変で、ロット1?みたいな無茶も相当やってました。
いつかなにかに・・とか思って取っておいたけど仕舞われたままの過去サンプル。
掘ればでてくる懐かしの商品に今、思わず泣きそう！！
日々の仕事に忙殺されてわすれてたけどあのころは頑張ってたねえ?。
やったね、やったね、こんなやつあんなやつ・・・。
とりあえず今回全部裁いて新たに新規一店！！最近は中国工場も手に入れた（？）し、地口の時代が繰るかもね。
とにかく明日お宝（？）モノを置きに行くのでご来店の方は是非みてやってください。
ミロード地口を知ってる人は懐かしの、知らない人は驚きの（何故こんなしょぼいブランドがこんなものを作れるの？？的な）商品もざくざく♪
とりあえず思い出は皆セルしちゃって、売れ残りと共にニュー地口を考えてみようかね！

こないだ新宿に夜九時頃いたら、男性が近づいてきました・・！
まっ、ナンパ？とか思ったら違った。
「コノヘンコレドコウッテマスカ？」
は？
「コレドコアリマスカ？」
懸命に紙に絵を描く彼。
描かれた絵はメガネ。
メガネなくしたのだろうか？
「ああ、あの辺にあったと思うけどもう九時だからやってないよ」
「ナンデスカ？」
「あのね、もう閉店してる、多分」
「コレ、ナントイイマスカ」
コレ？メガネのこと？
「メガネ」
「エガネ」
「メ！メガネ！！」
「エガネ」
そして「アイガト」と、目が見えない外人は去っていきました。
目が見えない上に「メガネ」の単語もわからず大変だろうなあ。
しかももうやってないしね。
しかし絵ってすごいねー。言葉、いらんね。

ワタシ、仕事でバッグの担当が多いんだけど、イツモ困るのが取っ手。
結構本体はこだわるんだけどイキナリ取っ手になると「まあつけといて」みたいな集中力になってしまう。
すると取ってつけたような取っ手がついてでてくるのね。
まあそうだよね。
この間の取っ手なんて何故か140ｃｍもあるロング取っ手トートができてきたりして・・・
サンプル作ってるときに違和感を感じて欲しいよね・・・。
あとベロアのくたついたバッグに超ハードな取っ手とかね。
だから世間で売ってる取っ手に凝ったバッグとかみると凄いなーと思うのね。
よく気がまわるな、と。
自分でサンプル作るときも本体作るのは好きなんだけど、取っ手のこと考えると気が重い。
で、取り急ぎ本体は完成して「で、取っ手がつきます」とかいう半端なプレゼンをすることに。
そうしてできた取っ手なしバッグはどうしたものやら・・・
今後はちゃんと取っ手のこと考えていきたい。

週末に大学の友人に久々に会いました。
ワタシの学科はデザイン科だったので、広告やら映像やらのデザイナーが多いです。
其の中で革に走ったワタシは異色。卒業制作も革とかだしてきて教授が困ってたっけ。
友人は映像デザイナー（？）。ばりばりです。
映像の人はよく「プロモやってる?」といいます。
プロモ・・・かっこいいな。でもワタシ、革だけど最近世界飛び回っててちょっとかっこいいなと自分で思ってました。待ってましたとばかりに
「最近出張が多くてさあ」（ちょっと自慢）「中国ばっかなんだけどね」（ちょっと謙遜）
とか言ってたら
「正月あけからハワイでさあ」（えっ！！）「○○（超有名歌手）のプロモでさあ」（えっ！えっ！！！）
「あと何とかのときはニュージーで超嵐みたいで・・・」
あとなんか覚えてないけど、中国以外の各国談。
で、極めつけは
「来年、カンヌいくんだよ?」
なんとまあ！！！！羨ましい??！！！！！！！
革と映像とは世界がチガウのは解っていましたが、ここまで違うとは・・・。
もうちょっと頑張っても来年カンヌはいけなそう。
てゆーかカンヌでやることない。いいなーいいなー。
ワタシも映像いけばよかった・・・。（全然興味ないけど・・）
でも全然だめだろうからカンヌはいけないだろうね。
しかも彼女、「監督」らしい。「監督ってなに？」とか間抜けな質問しちゃった。
監督か?、カンヌか?。
ワタシの前には毎日来る中国産の財布たち。（修正個所とかチェックしてある）
革の人がいつかカンヌに用のある日はくるでしょうか？