魚屋蘭舞 RAN BLOG

また早速飛ばしていい噺☆
相当私的な噺で別に洒落でもダヤンでもないからばんばん飛ばしちゃってください。
この度26にしてとうとう自分の城を持ちました！！！
年明け唐突に出た独立計画から早3週間ほど。
物件に夢中だった日々・・。
なんせワタシの絶対条件は黒ちゃん！ネットで検索の「ペット可」のボタンを押したとたんに200件以上あった物件は5件くらいに絞られる粗悪な環境！
「フローリング」とか「バス･トイレ別」とか選んじゃうともう一気に一個（一戸）もなくなっちゃう。
うけるくらい物件がなくて、選ぶのも悩まず済む（住む）のが利点。
数ある（4件）物件の中からセレクトされたのはその名もエロビル。
どうエロビルかといえば1Fが見事なまでにエロビデオ屋。
一番最初から冗談交じりに「ないね」的にでてきて大変印象的でした。
場所を調べて夜に外観をみてみたり。。こわっ！
部屋の同僚たちは「ないでしょ」と一蹴。やっぱりポイントはエロビデオというところで、当然「エロビデオ」→「変態」→「事件」みたいな発想が頭を過ぎります。でも実際間取りとかよさそうで、どうにも忘れられない存在。
少ない期間の中で5件ほど不動産屋をまわったのですが、さすがペット可。2件目くらいから物件が被りだして3件目とか全部みたやつ。4,5件目とかはこちらもあちらもやる気もわかない・・・。
そしてどこでもでてくるエロビル。
「ここはね、ははは・・・」
みたいに出そうとしてしまわれるエロビル情報を何度見たか。
ただエロビル、「駅近」「コンビニ至近」「スーパー至近」「ペット可」「日当たり良好」・・・と条件最高♪
しかもこれが安いんだあ♪
やっぱり一目だけでも見たい！と思い、期待せず内見へ。し・た・ら！
素敵?☆な内装！（素敵?というほどでもないけど「ペット可」は大抵老朽したやつを「可」にするらしく、築年数とかやばいのが多いし、古い＆汚いの基本・・・）日当たり最高！！電車が見える！！！
一気に一目ぼれしたワタシ！！！でもエロ・・・！！
最後の期待を絞って、不動産屋の人に「これはやっぱりエロビデオ屋ですかねえ？」とか聞いてみたら「はい、エロビデオ屋です」だって。やっぱね。これがツタヤだったらね・・・。
しょうがないので早速エロビル対策（←どう事件から逃れるか）を考えました！
・家族が住んでる風にする（表札、玄関先にボール転がすとか）
・電飾をする（家族・・・に含む）
・セコムを入れる・・・・・・・
様々な工夫を凝らし、対策も上々、決めちゃおうか！！
が、ここでまた更なる恐怖を発見。
階下は会社としての使用らしく、エロビデオ閉店後はビルにワタシ一人・・・きゃ??
霊的怖さ＆人的怖さが復活。どうしよう・・・
と思ったら、昼間再び行ったら会社は人が住んでた・・。しかもエロビデオは2時までで、暗い夜道に間抜けなネオンは頼もしい存在♪やっぱり決めちゃお☆いいじゃんエロビル！！！
そして無事落札したわけです♪
さあ！！次は飾るぞ！！！エロビル！！！！

ワタシ、基本煎餅ってあまりすきではありません。
結構お土産で持ってきてくれたりするんですけど、実は「煎餅か・・・」とか思ってる。
皆嬉しそうに食べてるんだけどね。
だって硬くて矯正が取れそうなんだもの。醤油味でいまいち華やぎがないし。
過去にバレンタインのチョコのお返しに「割れ煎」的なものをウケ狙いでもらったんだけど、本気でむかついたからね。勿論義理ですが。
が今制作室にある（もうないけど）煎餅、やばい！！！
革屋さんがお年賀に持ってきたのですが、デカイ缶に満載に持ってきて、いつものように「煎餅か・・・」と心で落胆し、その量にさすがの皆も「これはパートさんに分けたほうがいいかな」とか分散の動きを見せました。革屋さんは「あ、その必要ない！これ、すぐ食べちゃうよ」とか自信満々。
「関西で今年一番をとった。去年は二番だったけど。今年は一番」（←何がだかよくわからないが）
所詮は煎餅競争でしょ、とか思ってたら・・・！！！！やっば??い☆うま???い☆☆
ビックリするほど美味い揚げ煎！！煎餅、こんな美味くなるのか。
もうそうなったら誰にもあげたくない。目に付けばかっさらうように食べました。
「これ、スゴイ美味しいから！」とか人に自慢心から勧めたりしたけど、ほんとはあげたくないんだよね。
そして革屋さんの予言どおり、デカイ缶はみるみる空に。すでにもうありません。
が、実はストックが・・・☆人目を盗んで溜めた揚げ煎が机の引出しに。
これからは大事に食べなきゃ。誰にもあげせん。（←関西風に）

今年から「飛ばしていい噺」を始めてみます。
どう飛ばしていいか、といいますと
?読んで不快そうであれば飛ばしてよい・・・見る側
?最初に断っているのでいつもより飛ばしてよい（「ぶっとんでる」などの「とばす」の意）・・・描く側
上記の訳で、日々思うことの中で多少失礼にあたるかもしれないことを綴ってみます。
なので察して不快そうであれば避けるべきです。
ここまででもう辞めた方がよいでしょう。
だって最初のお題はあのかわいいかわいい無垢なスノウダヤン。
※スノウダヤンを知らない人は今すぐわちオフィシャルをチェック！
さあ、始まりますよ。いいですか・・・？？
今日は成人の日。成人にあるまじき話題をおひとつ。
スノウダヤンとの初めての対面はいつだったでしょうか。
確かキャンドルのコンテかなんかが制作室にあって、ふと見たとき、カラーキャンドル（なぜか茶、とかだったような）に展開されたそれはまるでうんこ！（失礼！！！）
「なにこのうんこは！」
「ぎゃはは！ほんとだ！まるでうんこ！うんこダヤン！！」
「うんこダヤンアロマキャンドル！！」
とか言って我が部屋のスタッフは失礼且つ幼稚にもおおはしゃぎ！！
その印象が強く、今でもつい「うんこダヤン」とか呼びそうになっちゃいます。かわいいのにね。
そして近日、お重を手伝った話をしたかと思いますが、お品書を考えていたとき（できる限りカワイイネーミングを考案）、再びうんこダヤンが制作室の手に掛かった・・・！！
新年⇒初雪⇒スノウダヤン的な発想からスノウダヤンを楊枝の頭につけることに決定。
不幸にもスノウダヤン楊枝が挿すのはココアパウダーをまぶしたチョコマシュマロ「スノウダヤンのチョコ団子」。それはいびつで、うんこダヤンにぴったり・・・。
「ぎゃはは！うんこダヤンのチョコ団子」
とか言ってもはや食べ物まで巻き込む始末。
マシュマロは結局処々の理由によりメレンゲに変更となり、ネーミングも「スノウダヤンの初雪団子」と改名。キュートにまとまり、うんことは無縁な位置に落ち着いたスノウダヤン。甘かった・・・。
カフェについて出来上がったメレンゲを見ると・・・！！そう、メレンゲは通常搾り出した感じの形状（過去にあったスライムとかキスチョコ型）。スノウダヤン楊枝をスライム型メレンゲに挿せば・・・ハイ、
「スノウダヤンの白うんこ」
「ぎゃははははは」
「持って追いかけてきそう！！」
あー、なんて幼稚な。いい年してここまでうんこで笑えるとは。しかも女子。しかもデザイナー。
世間で下ねたとか呼ばれる話題において、うんこネタはかなり知能指数の低い感じ。
子供はうんこネタ大好きだけど、人っていくつになっても割と好きなんですかねえ。この幼稚さが肝かしら。もうただ純粋に笑う、ッて感じだもんねえ。
各処関係者の皆様、食事中の皆様、上品な皆様、お重を購入された皆様、スノウダヤン様、失礼いたしました。
ただどうしても面白くって・・。だってみえない？
※お重の販売に影響すると困るので、販売終了後の掲載を心掛けました。

地口屋本店のある新宿ラビリンス店3階カフェにて新春お重を発売！！
この3連休の発売で限定25個です☆☆☆
手作りお菓子の詰まったお重のお手伝いに昨日行ってきました☆
お手伝いと言っても菓子は範疇外なので装飾に専念♪
だって奥さん、和ですよ。25個ですよ。手作りお重ですよ。
元祖少数手作り本店地口屋としてはだまっちゃおれんでしょう。
過去の和装飾残骸をなめるなよ！
和紙に水引に千代紙に・・・・25個を飾り立てるには充分な和キットたち。
さあみせてやろうじゃないか。
地口の残骸で、可愛く着飾ってやりましょう。腕が鳴ります♪
※上記の自信および張り切りのポイントは「地口の残りが有効活用できる」点です。
お重の内容は大福やらパンやらパウンドケーキやらクルミ・デ・ピス・・・？やらなんやらかんやら。
焼き菓子が多いため、茶に寄りがちな内容です。
これでは華やかさがイカンと、取り出したるは千代紙。敷けばほらぱっと色彩が♪
緑がちょっと欲しいときは水引！キラキラ緑の水引！！懐かしいな・・・。クリスマスカードに巻いたよね。
大変だったよね・・・。はっ、イケナイイケナイ、思い出に耽っちゃった。
そしてやっぱお品書は必須でしょう♪
買い溜めて残した和カードにさくさく印刷☆水引つけて鈴つけて・・・。ほ?ら可愛い♪
懐かしいな・・・。クリスマスカー・・・はっ、イケナイイケナイ。
とにもかくにも大変可愛いお重が出来上がったわけです。
巻き紐は地口巾着の紐♪残が微妙だけど、たりなかたっら巾着を解いて・・・。
どんなに素敵かはわちHP参照♪中身の秘密詳細は革工房ブログ参照♪
連休は地口味のするお重を囲んで是非お茶会を！！

2008年！！あけましておめでとうございまあーーーす！！！
ご挨拶遅れましてたいへん失礼しました。。
今年も細々頑張ってゆきますので、たまには日記もみてね☆
年末はばたばた、もうばたばた。年始もばたばた。
いろいろ忙しかったです。
では今年の目標でもひとつ！！
壱、中国語マスター！！！
マスターとまではいかなくとも、まあチョい交流を図れる程度かしら。
でもせっかく実践の場が多くあるわけだし、せめてマッサージのお姉さんに自分の希望くらい伝えたいものです。あと工員さんたちと込み入った話とかね。（現在きっと彼女たちはワタシのことを「日本からたまにくる人」くらいしか知らないはず）
今日馴染みの革屋さんに超レアな「日英中皮革用語辞典」をもらいました☆
革用語を日本語、英語、中国語で解説してくれるもの。
例えば「こば」とか。「こば」って通常使用してるけど、短い単語のため結構予測不可能だったりするね。
「こば」：Edge：底辺
靴では底部分の、かかとを除いた周辺部の縁周りのことをいい、かかと部を含めた靴全周の縁周りはダブル・エッジと呼ばれている。革製品の製作では革の切り口をこばまたはへりといっている。
（英語訳）
（中国語訳）
・・・のような。でも意外に「デシ」は載ってなかった。
「デシ」：革の大きさの単位。1デシ＝10ｃｍ×10ｃｍをいう。（蘭舞皮革辞典）
デシはもうすでにこの辞典を買う人は知ってて当然の単語なのかもね。
4月に上海の仕事してたときは仲介の中国人に「デシってなんですか？」とか言われて困惑したものです・・・。
弐、日記を描く！！
日記、この日記。永いもので、この日記連載を始めたのは2005年2月3日と記憶（記録）しております。
もう3年目も間近な今日この頃。振り返ってごらん、蘭舞。
アノ頃どんなに忙しくても、這って描いたじゃないか。知恵を絞って毎日洒落を考えたじゃないか。ご丁寧に下書きして、ペン入れしてたじゃないか。墨が乾かなくて汚したりもしたね。洒落を人に募ったりもしたね。超愚作な洒落も涙を呑んで描いたよね。出張中は紙を持ち歩いて、夜中にひとり、描いたよね？
アノ頃の情熱はどこいった？2008、ワタシは反省します。
確かに毎日は無理でしょう。ペン入れや下書きもしないかもしれない。（最近のボロクソ絵もわりと評判なんですわ）だけどね、洒落は考えてみようよ。地口屋なんだから。つまらなくてもいいじゃないか。洒落なんだから。ということでいっちょ頑張ってみますので応援よろしく！
まずはできることから。目標、1週間に2-3個UP。できれば洒落込で！
コメント/0でもそんなん関係ねえ。
参、自己にあらん限りの力を持ってして業務に励む
もう言葉のとおり、自己にあらん限りで多岐にわたる業務相手に頑張りますので、今年もどうぞ地口屋ともどもよろしくお願いいたします！！！！！！！

時は12/26。年の瀬もいよいよ迫ってきました。。
ところで昨日はクリスマス☆皆さんのとこにサンタはいらっしゃいましたか？？？
ワタシは昨日、不幸にも通勤途中に激腹痛で立ち往生、病院行きとなり目覚めたら三時でした・・・。
なんだったんでしょう？あの腹痛っぷりは。思い当たるフシはいくつか浮かびますが・・・。
それはさておき。そうして遅ればせながら今更ながら会社に近づき、またおくればせながらクリスマスということに気づいたのでケーキを買ってサンタぶりました♪
すると！！大遅刻したワタシの机にはプレゼントの山山山！！！椅子も贈り物で満杯！！！
しかしよく見ると椅子の上はバッグシリーズのサンプルと生地見本・・・。
机の上は自分の散らかしてったもろもろ。
しかしながらほんとのプレゼントもいっぱいありましたよ?♪
クリスマスってプレゼントが飛び交うけど、やっぱり嬉しいもの☆
こういう文化はいいですねえ♪♪プレゼント、あげるのも貰うのも大好き！！！

我が部屋の仲良し女四人！！エステに行ってまいりました♪♪
正確に言うと行き途中です！！
何故エステなんか急に・・・というのは2週間ほど前、課長が投げ込みチラシのエステ体験券を持ってきまして、なんとそれ通常￥27,000くらいのが\4,500で体験！！みたいなビッグ企画♪
オールハンドのインドマッサージ♪いきた???い♪♪
以前にもその話をされてて、お一人様１枚必要だったため課長が皆の分を盗ってきてくれたわけです！他人の家のポストから！！
ただ盗った券は3枚、ここにギャルは4人。最初後輩が席を立った隙に分け合おうとしましたが、かわいそうなのでここは年の功。常務が犠牲となり500円くらい高いネットプランでいくことに。。
即電話をしたところお試し用ベッドは1個しかないらしく、日をずらしての体験となりました♪
初回は功労者の課長。課長は金に厳しく、そんじょそこらのエステトークには騙されません。エステでナニが怖いって勿論あの強烈な勧誘でしょ。あれを撃退すると思うと・・・・。気が重くて極楽どころじゃないよ。
しかし今回は厳しい課長がトップバッターで偵察してきてもらえるので少なくとも状況は把握できるわけです！！
さてさて、課長はというと・・・。
「すごーいもんでもんでなんか温められて・・・・どーでこーで」と素敵なエステ実況を聞かせてくれました。
「ただね、最期に回数券を売ってくるわけよ。で、これの押し問答で３０分くらいかかったかな。本日のみ45％OFFだとかって結局買わなかったんだけどさ」
なるほど・・・やっぱり押し問答必須か。ちゃんと断れるだろうか。さすがはエステ。しかし次の言葉に注目！
「まあ実際買ってもよかったんだけどね」
嘘ッ？！
こんな・・・梃子でも決してエステなんぞの口車には乗らないような課長が・・・買ってもよかった？？
散財に手厳しい課長にここまで言わすとは・・・こりゃあなどれないぞ。
つうか、ワタシ、買っちゃう自信行く前カラすでにあり。
そしてその後はワタシ、後輩と続きましたが見事に二人とも45％OFFの回数券を買ってるわけです。
いやいや、口車とかそーゆうのじゃなくて、実際、うけて、感銘し、ワタシは冷静に判断、そして最期は「課長のお墨付き」という判でもって、購入に至ったわけ。きっと後輩もそう。
後悔は全くないよ！これで春頃にはほっそり足が完成。ワタシ足が太いってサ。はっきり言われると「やっぱね」と納得。さあ見てらっしゃい！春！
今日は隊の最期の常務の日。さあ買うか。よすか。
でもこのエステ、課長がいなかったらこんなに券買ってもらえないと思うから、課長に感謝すべきだよね。

こちらが！！
話題の！！！
売れた絵！！！！
その名も「猫茶羅地口絵（にゃんだらじぐちえ）」
一番最後に描いた傑作（笑）。
前６枚は事前評価がいまいちの反応で、コイツは最後まで見せなかった秘蔵っこです。
「最後のやつは自信あるんで・・・」とコメントを重ねる画廊の人を追い返し、引き取りにきたときには「おっ、是はいいじゃない」とやっと、やっと唸らせることのできた可愛い可愛い秘蔵っこ。
アノ朝の嬉しさは忘れることはないでしょう。
それではちょっと解説・・・。ちなみにこれも恐怖のF100。
照明のテカリが入ってて、ちょっと写真イマイチだけど。
まず真中に見えますのが懐かしの地口屋「化け猫」バージョンUP（どこがかというと左右対称のところ）版。こちら多数の猫集まって化け猫になる図ですね。
そしてそれを囲みますのが「５匹猫枠」。５匹の猫で構成された花枠です。
これねー、この縞猫が微妙でね、よく見ると結構変なんすわ。顔とか。
更にその外枠にありますのは「対猫枠」。対になった猫で枠ができてます。
この対はカクガク違うんですよ?（見りゃわかるか）。
背景には上下「鯉波」左右「青海波」（だっけ？）。
これねー、ムラになっちゃってねー。めんどいんだ。人に手伝わす用の部分でした。（ほとんど自分がやるはめに）
最後の枠は「梅」ね。あれ。
コイツも厄介だった。なぜなら塗った色がわからなくなったから。究極の混ぜ色だったみたい。
この辺の枠描きはいちいち画面を上下に回転させなきゃならなくて、もう部屋、めちゃくちゃ。
F100が回転するんだから！ペンを撒き散らし写し紙を破りバケツをひっくり返す・・・。
四方にあるマルはなんだって？？
そうそう、見て見て。
あれは「東西南北」・・・・「象犀雁獏」
うまいでしょ。江戸風でしょ。
あんときはねえ、犀を下に描きすぎちゃってねえ。苦肉の策で旗たててみた。
あと自慢は字。
字は前前からちょっと自信があって、今回は最期の絵だし、気合いれてみました。
あまりにうまく描けたので携帯で写真を他人に送りつけてみたりしました。
迷惑でしょうね。。いきなり「猫茶羅之図」なんて江戸文字送られたら。何がなんだか。
その人は未だに「にゃんちゃら」とか呼んでます。そうだよね。
そうしてこうして完成の自信作★
売れました??★★
あー嬉しい。。
もう二度とF100なんて描くことはないでしょう。
さよなら、F100。さよなら、にゃんちゃら。白金のリビングで可愛がってもらうんだよ！！

あら？？どこかでみたわ、この絵。
そうそうご存知「猫影」の拡大版です。
これ、こう見えてもF100の巨大な絵。
「次はF40の倍は描いてよ」とかいうリクエストの元嫌々ユザワヤへ。
F80を買おうとしたらとなりにF100があって、なんとその差は￥800！
そりゃ100でしょ！と値段差により100を選択。が！！！
F40でひいひい言ってるんだから、100なんてもう・・・。予想をはるかに越えた扱いにくさ！
まず自宅階段に入らない・・・・。
ワタシがアトリエとして利用していたのは３Fの自室。
ここはベッドもあって、室温調節がスムーズ、また欲しいものがすぐそこ、というなかなかの快適空間。
しかし３Fまではとても上がらないので、泣く泣く今は納屋と化してるじめっとした１Fの部屋をアトリエとしました。
窓いっぱいに広がるF100のキャンバスは、採光を防ぎ気分を暗くします。
勿論定規は届かず、苦労して引いた線も真っ直ぐなんだかどうなんだかわからん・・・。
よりにもよって「障子」なんていう直角が露な題材を選んでしまったワタシ。
障子の下書きに一体どんだけ費やしたことか！
更に猫集まって大猫描いて見れば・・・・すごい空間！！
今までA4くらいに描いてたもんだからもう空く空く！猫の中が！！
動転してグラデーションとかにしてみても空間が空きすぎて、薄汚いもやとかシミみたいだし・・・。
A４時代は適当に取った色で適当にぼやかしてできた柄だったんだけど、この手は通用せず。。
取り急ぎで微妙なグラデーションで終わらしてみたんだけどやっぱり微妙。
最後になんとかせねばと画廊の人と頭を悩ませ、本をめくってでてきたのは・・・・若沖！！！！
若沖の「鳥獣草花図」は最高☆☆六本木の森美術館ができたときに本物を見て、感動。
そのとき初めてモザイク技法に気づき、そこもまたあまりにモダンで感動したとこ。
一応の完成をしている絵画に格子を描き入れるのはかなりの勇気。
相当変になる恐れあり。しかもかなり時間は差し迫る時分。
どうする？そして賭けにでたワタシ・・・・。
かなり大変でかなり緊張の3日間。。。自分がやってることが合ってるのか間違ってるのか。
最後までよくわからなかったけど、途中で止めれば明らかに未完成になってしまう。
超葛藤の中でなんとか終わらし・・・・あら！なかなかいいじゃない？
若冲には足元にもおよばずとも、少しはモザイクも掛かって、なんだかデジタルな感じ。
新たな表現を限界で発見☆新生猫影☆
もうあんまやりたくないけどね！

さあ、TCAF二作目「月見でいっぱい」。
これも地口季節柄9月絵の焼き増し。拡大＆リニューアルバージョン。
見てもご存知花札２０点のやつね。
前方の黒猫を山と見立て、月は猫で構成かつ月＝うさぎ。
これ、最初うさぎの模様となるべくとこが超希薄で微妙なグラデーションになってて、そこ気に入らなかったけど（作品）点数のばすためにとり急ぎは無視。
一度監査にかけたとき「猫、全然見えない」「グラデーション微妙」とのコメントいただき、最後なんとかするコーナーへ。
ずっと無視し続けて最後の日曜を潰して猫に梃子いれ。「こんなもん毛並み足しゃいいんでしょ」とか舐めてたら意外に時間を食われた。8時間くらい毛を描いてて、予定大幅にオーバー。
そしてほんとに最後。こんな予定じゃなかったんだけど最後の一日をこいつに当てて、グラデーションをなんとかする。さあなんとしよう。
「柄にしちゃおう」とか気軽にひらめいたもの、ちょっとやってみたら超きもいの。
ジェッソで取り急ぎ潰して、再スタート。
「これで・・・いいのか？？」の疑問抱きつつももう引き返せない時間。
きもいのよくあるし、と自分を芸術の道へ導いて筆を進め。
刺青のような模様が仕上がったのは搬入日の午前9時。
いいんだかわるいんだかよくわかんないけどとにかく終わったし、以前よりはかなりまし。
まあこれでなんとか格好ついただろうか。
ちなみに文字横の判子もどきは搬入のピンポンがなった瞬間まで（ほんとは鳴ったあとまで）描いてた判子。今後絵を描く機会をいただけるのなら、判子を作ろうと思った。